憩いの湯 ページ8
今日は一日めちゃくちゃだったが、ようやくリラックスできるようになる。
大浴場で、女湯に入って湯槽でのんびりしていた。
すると、じゃばじゃばとお湯が近くで流れる音と、誰かがお湯を動かしている音が聞こえる。
そして私のすぐ近くに誰かが座りこんだ。
「先に入ってたんだね、おかあさん」
「あ、ジャックちゃん」
「一緒に入りたかったのに……」
横でシュンと縮まる彼女に、私の胸も縮まる。
どうしても可愛いと思ってしまうし、守りたいと思う。
これが母性本能なのか。
「ごめんね、次からは声を掛けてね」
「うん！おかあさん、背中を流してあげるね！」
ジャックちゃんに手を取られて、湯槽から出てくる。
「背中見せて」
「はーい」
「おかあさんの背中、大きいね」
「ジャックちゃんも大きくなれるよ………多分」
サーヴァントに成長はあるか分からないが、一応言っておきたかった。
その発言と同時に、背中に泡と擦る感覚がきた。
「おかあさんみたいな素敵な人になれるかな？」
「私が素敵かどうか知らないけど、きっとジャックちゃんは大きくなったら美人になると思うよ」
「おかあさんが言うなら、そうなんだね」
嬉しそうな声が聞こえてくるので、私も嬉しくなる。
親子は、こんなにほのぼのとして心暖まる会話をするのかと痛感した。
「マスター、オレの背中を流してくれよ」
「分かりました」
目の前に金髪をあげたモードレッドさんがしゃがんだ。
体を洗う物をたぐり寄せて、ボディソープをのせた。
泡立たせて程よくなったものを、モードレッドさんの背中にゆっくり少し力強く動かす。
「あ"ー最高だぜ……」
「ずるいよ、モードレッド！」
「へへっ、いいだろー」
「おかあさん、わたしたちもお願い」
「うん、いいよ」
二人分の背中を同時に流したので、両腕が少し動かしにくくなったのは、言うまでもなかった。
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みょん - 設定が細かくて面白いです！ (2021年10月24日 23時) (
レス) @page1 id: be1f1389a2 (このIDを非表示/違反報告)
美虎都(プロフ) - 大丈夫です！のんびり待ってますね！ (2017年11月15日 13時) (レス) id: 6e6a008299 (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - 美虎都さん» コメントありがとうございます。エドモンさんって、性能も性格も素敵ですので、彼メインのお話を作りました。喜んでいただいて嬉しいです。更新は気長にのんびり待ってってください。(返信遅れてすいません) (2017年11月15日 5時) (レス) id: 69689cf56c (このIDを非表示/違反報告)
美虎都(プロフ) - とっても面白い 私の好きなキャラクターエドモンだからとっても嬉しい続き気になる (2017年10月29日 16時) (レス) id: 6e6a008299 (このIDを非表示/違反報告)
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