○迷惑ですって(鏡の大迷宮/シャドーカービィ+ダークメタナイト) ページ13
*『会いたかった』の続き
Aが元の姿に戻り、この世界のボスを倒して、下界に帰った。その後もたまにボクに会いに来るために、下界から来てくれている。それが嬉しくて、毎日毎日下界に通ずる道の前で待っている。
「来ないかなぁ」
「Aがか？」
「……何しに来たの」
「俺もAに会いたくてな、意外に勇ましい女で好みだぜ」
「へぇ、私のことそう思っていたんだ」
愛おしい声が聞こえてそちらに向くと、にこにことしたとても愛おしい桃色のAがいた。彼女は軽く片手を上げた。
「やっぱアンタ、表の俺が気にかけているだけであってか、俺もアンタが気に入った！」
「うん、ありがとう」
「！一緒にどこかに行こうよ、アイツなんて置いてさ」
彼女の手を引いてその場を去ろうとしたが、ダークメタナイトが彼女を止まらせているようで、一歩も動かない。
「ちょっと、何でボクの邪魔するの」
「悪いな。俺もAと話したくてな」
「ま、まあまあ、シャドー落ち着いて」
Aに宥められているが、彼女の背後にダークメタナイトが愉快そうな目の形をしていたので腹が立ったが、表情に出さないようにした。
「キミも改心したんだね、よかったよ」
「そう思うか？俺が？」
「言っとくけど、コイツ全然懲りてない」
「おっと、男の嫉妬は醜いぞ」
ケラケラと笑う姿にまた怒りを覚えた。ボクはAほど温厚じゃない。今度はもう怒った。
「ちょっと、なんでキミが出しゃばるのさ」
「珍しいねえ、シャドー君がお怒りの様子になっているだなんてよ」
面白がるヤツと焦った表情になるA。
「……シャドー？」
「Aに迷惑かけたのに、どうして顔をだせるの？」
「別にいいだろ、Aだって俺のこと気にしていないし、な？」
「う、うん……」
無理に彼女に同意を求めるアイツの顔に腹が立つ。
「ふうん、そうなんだ……ダサい仮面のブラックボール」
「そうなんだな、俺のことそう言っていいのか？腹黒くんよぉ」
ますます焦った表情でボクたちを見る愛おしい目。この子をいっぱい堪能するために、目の前のうっとおしいヤツを鎮めなければいけない。
「ボクに勝ったことないのに？」
「分かんねえだろ。お前に勝てないなんてよ」
相手は剣を構えて、ボクは吸い込めるものを探す。Aはボクたちの間に割り込んで何かを言っているように見えたが、ボクは興奮して聞こえていない。
「喧嘩するならこうする！！」
たまたま近くを通ったボンバーを吸い込んで、コピー能力を手に入れた。そして大きく言った。
「クラッシュ！！」
(爆発オチなんてサイテー！！)
○視線2つ分(ゼロ+ゼロツー)→←○ゲームズ(デデデ+バンダナワドルディ)
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アリス - リクエスト答えていただきありがとうございました、とてもいい話でした。これからも無理しない程度に頑張ってください、応援しています！ (2022年8月7日 13時) (
レス) @page46 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます、こちらこそ初めまして。感想ありがとうございます、元はいろんなキャラクターを書きたいという気持ちでこの短編集を作りました。アリスさんのご要望に添えた作品があるのであれば何よりです。リクエスト承りました、暫しお待ちください。 (2022年8月6日 23時) (レス) id: 6e309e833c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 今日始めて見ました！様々なストーリーがあってもっと早く見つけたかったなと思っちゃいました…！リクエストですがあなたのためだと言ったら？の後日談（続き）的なのってお願いできますでしょうか？ご検討よろしくおねがいします。 (2022年8月6日 22時) (レス) id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
さうざん(菜っ葉)(プロフ) - 梨夢(リム)さん» コメントありがとうございます、自己満足で書き続けていますがリムさんがそのように仰ってくれるのであれば良かったです。和数的にそろそろ終了ですが、それまで自己満足で書き通していきます。 (2022年8月5日 16時) (レス) id: ce406737cf (このIDを非表示/違反報告)
梨夢(リム) - はじめまして！面白すぎです！！最高です！続き待ってます！！ (2022年8月5日 12時) (レス) id: 265c125c54 (このIDを非表示/違反報告)
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