笑顔のキミが好き【千】

TOP会談　2　〜千side〜 ページ48

暴れることを諦めた大和くんを見る。

「大和くん、Aに膝枕されたんだってね。」

分かりやすく大和くんがビクッとした。

「なんすか、Aに聞いたんですか。」

「Aは言わないよ。君の所のメンバーにちょっとね。知らない所でそういう事をするとは思わなかったよ。」

「いや、王様ゲームだから不可抗力じゃないですかね？」

「へぇ？ズルをしたとかいう話も聞いたけど。」

言うと、気まずそうに何も言わなくなった。
かと思えば強気に出てきた。

「別にあんたのもんじゃないから、いいでしょ。ずっと振られてるじゃないですか。」

ちょっとムカつく。
いや、僕のなんだから。

「君は振られているでしょう。早く諦めたら？」

「俺は一回だけですから。」

「しつこい男は嫌われるよ？」

「どっちが！」

言い合いをしていると、後ろで楽くんが、仲良いっすね、と言ってきた。
おかりんは苦笑いしている。

「そうでしょう。仲良いよ。」
「どう見たら仲良さそうに見えるんだよ！」

話してると会議室に着いた。
各自席についてもらいながらモモと軽い漫才をしている間に、Aがおかりんとユニット編成表のプリントを配った。

いきさつや予定を、モモと僕が説明した。

大「･･････ゼロに手を出すのか。大胆不敵ですね。」

「ゼロを超えてやろうとか、そういった野心が、あるわけじゃないんだけどね。」

モモが歌いたい理由を言って賛成を貰った所で、モモが言った。

「みなさん、お手を拝借！」

『一本締め？』

Aが微笑みながら言うからツッコんだ。

「親父かい。」

「さっすがヤス！分かってる〜！」

「発想が同じなの？」

『違うわ！』

「Re:vale、TRIGGER、IDOLiSH7、略してRTI！大々々々々々成功しますように！」

TOP会談は幕を閉じた。

フォンダンショコラとブラウニー　〜千side〜→←TOP会談　〜千side〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す