フライヤー 〜千side〜 ページ35
モモが挨拶行ってくると楽屋を出て少ししてからAが来た。
鞄から1枚の紙を出してる。
気になって、何のチラシ?と覗くと、見知った顔が載っていた。
「・・・あれ?大和くん。」
『さっきまで仕事してた所の近くの駅で配ってたの。貰っちゃった。』
Aからフライヤーを取り上げる。
「へぇ。IDOLiSH7・・・」
Aはフライヤーを取り返して鞄に仕舞った。
『まだ出来たてホヤホヤのグループだよ。会うのはまだまだ後。』
「・・・まぁヤスが言うなら、そうなんだろうね。」
Aは目を丸くした。
「何?」
『・・・何でそう思うか聞かないの?』
「?聞いてほしいの?」
『いや、そういう意味じゃなくて・・・』
今日の台本に目を移しながら答えた。
「ヤスは昔からある程度の先見が出来るでしょう。駄目そうなら会えないって言うだろうし。まだまだ後でも会うって言うなら、それを待つだけだよ。」
Aは色々な事を言ってもないのに時々感じ取るのがうまい。
モモとは違う意味で、先を読む事が出来たりする。
それを伝えた。
まぁ伝えても何が変わるわけでもない。
そう思っていた。
『・・・っ』
嗚咽が聞こえて見ると、Aが泣いていた。
びっくりした。
「何で泣いてるの。メイク崩れるよ?」
『ご、ごめ・・・っ嬉しくて・・・千、ありがとう。』
「お礼言われる様な事、何もないけど?」
『うん。そうだね・・・』
良く分からないけど、何かがAの心に響いたのか?
なんだろう?
一つだけ、興味がある事を聞いてみる。
「先見ついでに、万が見つかるか分かる?」
『居場所が分かれば苦労しないでしょ?まだ探してるの?』
「・・・うん。5周年までに見つけたい。」
分からないのか・・・そりゃ、神様や予知能力者でもない限り無理か。
僕たちが万を探すのは止めないけど、Aは万を探さないと言っていたし。
『何で5周年?』
「区切りいいでしょう?万に僕らのRe:valeを見てほしい。」
『・・・百とは、ずっと一緒にやってくつもりだよね?』
モモが言ってた5年だけを気にしてるの?
大丈夫だよと言う様に、微笑んで答えた。
「当然でしょ。ヤスもモモも、ずっと僕とRe:valeでいて。」
Aも笑ってくれた。
「万が見つかったら、僕たちが付き合ってるの言おう。」
一瞬でAの顔が嫌そうになった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時