後部座席の攻防 ページ29
『何があっても百が一番好きだから安心してね?』
そう言うと、百がびっくりした顔をして振り向いた。
最上級のアイドルスマイルを百に向ける。
元Re:valeファンの百なら通用するはず。
百の顔がボッと音がしそうな程に真っ赤になったあとで百は前を向いた。
私は千が落ちない様に手で支えて百の後ろに顔を寄せる。
『百かっこいい。』
「Aさん!かわいいって思ってますよね!」
百は真っ赤な耳を見せて前を向いたまま言っている。
『私がかっこいいって言うのは百だけなんだけどなー?』
「ひぃ!止めてくださいー!モモちゃんデレ攻撃耐えられません!」
「・・・うるさい。」
千の一言で、ピタッと車内が静かになった。
「あとA、後で覚えといてよ。」
『なにが。』
「モモ口説いた。」
『口説いてない。素直な気持ち伝えただけ。』
「じゃあ僕にも伝えて。」
『大人しく寝ろください。』
「ひどい。・・・・・・寝るけど。静かにして。」
お前が最後話しかけたんじゃと言いたくなるのを我慢する。
・・・ん?なんか足がスースーする・・・
『ちょっ・・・!』
「ん?どったの?A。」
『な、何でもな・・・い。』
千がスカートの裾から手を入れて太ももをなではじめる。
おかりんと百からは見えないだろうけど、おかりんと百にバレるわけにもいかない。
コイツ!分かっててやってるな。
千の腕をガシッと掴んでそれ以上来ないようにするけど、反対の腕で私の腰をホールドされてて思うように動けない。
千の手が下着に到達する。
『・・・っ』
体がビクッと反応する。
私がうずくまる形になる。
千が私の耳元でコッソリ言った。
「・・・・・・濡れてるよ?感じてるの?」
『・・・っ千キライ。』
思いっきり頭にチョップをくれてやった。
「いっだ・・・っ‼」
千の声でおかりんが急ブレーキを踏んだ。
その反動で千は私の膝から落ちる。
私の腰に手を回してたから、私も目の前の助手席の背もたれに顔をぶつけた。
『ぶっ・・・いった・・・』
「なっ何?!ユキどうしたの?!」
「千くん大丈夫ですか?!」
おかりんと百が後ろを向く。
「大丈夫くない・・・たんこぶ出来たかも。」
『大丈夫大丈夫。行こう。』
私は自分の鼻をさすりながら言う。
『今度したら、別れてやる。』
コソコソ言うと、千は大人しく寝た。
【そういやケーキ食べてないな・・・いいや、1人分には大きいけど1人で食べて貰おう。】
・
to be continued・・・・・・
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時