千のお誘い ページ23
「A、今年のイブは泊まりに来なよ。」
千の一言からそれは始まった。
「えっ?❤」
【げ。】
『な、何言ってんの?おじさんに怒られるから。』
「付き合ってるんだから、いいでしょ。事前に言えば泊まりOKでしょ。」
『いやいやいやいや、全然良くない。』
「ユキってば、だいたーん!」
百が両手を頬に当てて嬉しそうにしている。
私が睨むと、きゃー!と嬉しそうにしている。
頭のネジどこ置いてきた。
「じゃあモモちゃんは先に帰りまーす!じゃあね〜A、ユキ。」
『いや、とりあえず今日は私も百と一緒に帰ります。』
百を追いかける。
千も私を追いかけてきた。
【百、走るのさすが速い・・・】
追いつけない。
付き合ってから一年が経つ。
チャリティライブもJIMAも終わった。
TRIGGERはBorWの出演も決定した。
千に、待つって言われてから確かに大分経った。
だからと言って、心の準備が出来てるとは言い難い。
ヤスが水着の上にパーカーを羽織るという格好でCMをしてから、私はどんどん忙しくなったから、プライベートと言えば大学行くのと寝ているのだけだ。
大学は冬休みに入るから、午前中だけオフもあるけど、基本的に一日中オフはない。
おかりんが申し訳なさそうに、夏までは休みはないと言った。
アイドリッシュセブンのデビュー頃だ。
だから、それまで何もないと勝手に思ってた。
【イブって・・・千の誕生日・・・えええええ・・・もう、そんなん言われても・・・】
「や、やっと追いついた・・・ヤス、意外と早いね・・・」
千が息切れしながら私の腕をとった。
きっと私は息切れしていないというのに真っ赤だ。
「一緒に帰ろう。送る。」
千に腕を引かれて駐車場へ行った。
今日は千が運転してくれると言う。
私は免許持ってないし、おかりんももう帰ったから送られるしかない。
「そんなに嫌なの?僕と・・・そういうの。」
送って貰ってから車の中で話した。
『嫌っていうか、だって・・・千は慣れてるじゃん。私は経験ないし、緊張するし・・・怖いもん。』
私の言葉に、千はびっくりしていた。
『そんなに驚かなくたって・・・』
「いや、なんていうか・・・うん。じゃあやっぱり泊まりにおいで。」
『え?!話聞いてた?!』
「聞いてた聞いてた。慣れればいいんでしょ。嫌じゃないならいい。」
『えー?!嫌だー!』
「もう遅い。ね?ちょっとずつでいいから。とりあえず泊まりにおいで。」
千はそう言って軽くキスをして帰っていった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時