いいよ。 ページ12
BorWの前。
千の誕生日でもあり、クリスマスイブ。
・・・・・・仕事だ。
クリスマス音楽特番に出る。
千は別のドラマ撮影の後に来る。
楽屋へ向かっている途中、百が言った。
「A、いつもユキに付き合おうって言われてるんだから、一回位いいよって試しに言ってみた〜って感じならいけるんじゃない?」
『え〜軽くって事でしょ?難しい・・・てかまだ怖い。』
「嫌じゃないでしょ。大丈夫!モモちゃんフォローするからさ!」
小さく息を吐く。
楽屋についてからメイクをする。
百が感心した顔をして見ている。
もうカオルちゃんのチェックなしに出てもOKになった。
この前、天から帰国したとラビチャが来たし、ちょうどいい頃合いだ。
メイクが終わった頃に千が来た。
「あ、ヤスだ。ちょっと抱きしめて良い?」
『やだ。』
「今日、共演の女優に言い寄られて嫌な気分だからリセットさせて。」
『やだ。』
逃げ回ってると、百と千に挟まれて捕まった。
・・・百のいじわる。
ドキドキしながら千に抱きしめられるも、私からは抱きしめ返さなかった。
「大体Aが僕の彼女になれば、こんな問題起きないのに・・・」
抱きしめながら、さっきの愚痴の続きを言われた。
『いや、そう・・・』
そう言われても、と言おうとすると、千の後ろで百が両手で大きくバツ印をしている。
え〜?言っちゃダメってこと?
いいよって今言うの?
なんかかなり緊張する。
すると体を離して、千が心配そうに私を見た。
「A?言い返さないの珍しいね?調子悪い?」
『あーいや、確かに彼女いるって言った方が寄ってこないなって思っただけで・・・大丈夫。』
「え。」
『ん?』
千が固まっている。
あれ?伝わってないよね、これ位じゃ。
いや、伝える気もあまりない。
怖いんだもん。
ホワイトアウトとかやだよ私。
「おやおや〜?それってAがユキの彼女になるって事?(*´ω`*)」
百が意地悪そ・・・いや、嬉しそうに言う。
百、超余計だからね、それ!
何で言うのさ!
私、まだそこまで覚悟出来てないよ!!
千を見ると、百の言葉に、左手で口元を隠し、真っ赤な顔をしている。
「え?いや、そんな事、言って、ない、よね。」
あれ?こんな顔の千、初めて見たな。
思わず口が勝手に動いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時