彼女との出会いの曲 〜千side〜 ページ44
事務所に3人で集まった時、こけら落としの話をした。
私は勿論ヤスの顔。
「お祭りなんだから、特別な事しよう!オレたちの最終日のステージでさ!・・・・・・で、ユキは何やってんの?」
「僕は放っておいて先進んで。」
「いや、そう言われても・・・・・・」
モモは困ったように言った。
僕はAの腰を寄せて、ピッタリくっついている状態。
スキンシップが足りないと思うなら、出来るときにすればいい。
片思いに戻ったなんて気のせいだ。
Aは僕を押しのけようとしてるけど、本気じゃないのは分かるし満足。
『何か急にベッタリ期間なだけだから、先進もう。』
「まぁヤスが言うなら・・・・・・」
IDOLiSH7とTRIGGERにユニット組んで歌って踊って貰うという事が決まった後、ずっと思ってた事を言った。
「じゃあ、僕たちも何かしよう。」
「何かって?決めてるの?」
「・・・・・・ゼロアリーナがリニューアルするんだ。ゼロの歌を歌いたい。」
「ゼロの歌!?・・・・・・あれ?ヤスは驚かないの?」
『えっ!?あ、うん。想像ついてた。』
別に言ってないのに、さすが僕の彼女。
「歌われない歌は、可哀相だからね。カバーしたい。」
『いいよ、賛成。』
「オレも!いいじゃん!何歌おうか!」
「もう決まってる。」
Aを見て微笑んだ。
「僕たちの出会いの曲だ。」
初めて、Aのエレクトーンを聴いた時の衝撃は忘れない。
今はもっと技術もあがって、もっと上手くはなっているけど、あの日の衝撃は凄かった。
Aのエレクトーンに、指に、恋をした。
メンバーに引き入れて、あれで良かったと切実に思う。
ここまで溺れてしまうとは思っていなかったけど。
僕の好みのど真ん中に変身したAを見ると、視線が合った。
「ユキ!仕事ちゅ・・・」
モモが両手で顔を被っているけど、構わず驚いているAに口を寄せた。
『・・・なにしてんの。』
手で阻まれる。
「・・・懐かしいね、この対応。」
『何が不安なの。』
「不安?僕が?」
『違うの?』
不安?
強いて言うなら、スキンシップ足りなくて不満。
答えないでいると、カオルちゃんへの土産話をしていて話がまとまった。
「今のヤスが弾くのと出会った頃と、だいぶ違うかな?」
『そりゃあ違うだろうね。でも納得いくものにしたいよね。』
「そうね。」
会議室を出る前に、軽くキスをした。
不意打ちだったようで、Aは真っ赤になった。
うん、少し満足。
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ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ZOOL(こう打ちしか出来なくて申し訳ないです(>_<)の中では誰が、というのは特になかったんですけど、了さん側の裏を書いてると、私の中では普通に、巳波くんが絡んできたのでww2月後半か3月になるかと思いますけど、よろしくお願いします! (2020年1月29日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 大丈夫ですよ! 楽しみにしてます!ŹOOĻの棗巳波にハマってしまったのです。 (2020年1月27日 21時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ちなみに、ベースは書いてます。でないと、百の本編の裏とりが出来なかったので(笑) (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 凛音さん» ありがとうございます!巳波くんですか(汗)他落ちが話一辺倒な気がして、偏ってるなと反省途中なので、巳波くんside主体で、他が落ち着いてからで、どうでしょうか(^^ゞ (2020年1月27日 17時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
凛音(プロフ) - 頑張ってください!面白いです! 個人的に棗巳波くん落ちもみたいです!笑 (2020年1月27日 13時) (レス) id: 39bb781660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年2月27日 8時