20 〜大和side〜 ページ45
Aに、寮が近くだと言うと知ってると言われた。
「お前、本当に謎だな。知らないだろうと思う事も知っていたりさ。付き合ってんのに、結構知らねぇ事多いし。」
『あぁ･･･知りたい？』
言われて少し考える。
「交友関係とかは知りたいけどさ。万理さんとかリク。ミツとイチは分かるけど。あと芸能界のAの仕事。」
言ってジッと見ると、考えるようにAが言った。
『万は言えない。りっくんは近いうちにわかるよ。』
「ほら、そういう所。」
『え？』
「近いうちにわかるとか、普通に考えれば意味深だろ。でも、そうなんだろうなって思っちまうのは何でだろうな？そこは知らなくていいって思う。」
自分でも分からない。
「結構先を考えているんだろうなっていうのが分かるからか？」
そう言ってAを見ると、鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていた。
「大丈夫か？」
『あ、大丈夫。･･･はは。千にも似たような事言われたな･･･考えを黙ってるって、凄い難しいんだね･･･百は凄いなぁ･･･』
「もも･･･？」
聞くと、Aは明らかに焦ったように口をもごもごさせている。
こいつ、自分が嘘つけないタイプとか、嘘下手とか分かってんのかな？
演技は巧いのにな。
『あの！さ･･･例え話なんだけど、私に芸能界での裏の顔があるって言ったらどうする？』
どうやら真剣な話っぽい。
「裏の顔って？千葉サロンの裏とかと同じか？」
さすがにないだろうと思う最悪の事を言ってみる。
Aは大きく手を振って否定したからホッとした。
「じゃあ例えばどういう事？」
『例えば･･･私は女優以外にも芸能活動してるとか？ヤマさんが好きじゃない芸能人が、実は私でしたとか？』
「･･･あー、女優以外にも何かしてるのは想定内だな。エクステ付けるようになったからヘアメイクアシスタントとかそういうのかと思ってたけど、違うの？」
あ、でも好きじゃない芸能人が実は私でしたって･･･誰。
芸能人って大体が好きじゃないから分かんねぇ･･･
聞こうとするとズボンの後ろに入れていたスマホが鳴った。
ミツだ。
「やべ。忘れてた。」
･･･「こらー！どこほっつき歩いてんだ、おっさん！」
「悪い悪い。今帰る。すぐ帰れますー。」
ミツの怒鳴り声にAが笑う。
「悪いな。今度話すのでいいか？」
『お互いに覚悟いるけどいい？』
「分かった。覚悟しとく。」
仲直り出来て元に戻れたなら、何だって受け入れてやるよ。
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ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» ありがとうございます！ifがもう大和ルートと化しております(笑)楽しく頑張ります！ (2019年3月20日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 更新お疲れ様です！百ルート派なんですけど、大和さんもめっちゃいいなって思いました……。いつも楽しみにしてます！頑張って下さいー！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: 4ad8dbbe47 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» ありがとうございます！本編の関係上、大和視点が多くなるとは思いますが、よろしくお願いします♪ (2019年3月15日 15時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
chatty(プロフ) - 早速読ませて頂きました！百、千ルートも好きなんですが大和ルートが1番好きです！楽しみにしてます^ - ^ (2019年3月15日 15時) (レス) id: 01aa2e4b44 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» ありがとうございます！分かります（汗）本編の百ルートの時間軸に大体ではありますが、合わせて更新しています。まだ構想中で未完成なので、もう少し待って頂けると助かります！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年2月26日 7時
