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『あはは。元より言わないつもりだよ。･･････さて、じゃあ本、借りていこうかな。』
本棚に向かう。
ヤマさんも隣に立って、オススメの本を教えてくれる。
「これとかも、A、好きなんじゃねぇ？」
『ふーん･･･じゃあ借りようかな。でも2冊しか借りない方がいいんだよね〜』
「返すのいつでもいいぞ？」
何か、変な感じ。
千は、いちいち迫ってくるし、隙あらばキスしようとしてくるバカ者だけど、ヤマさんは私の事好きって言っても今までと変わらない。
一緒にいて疲れない相手って、いいな。
あ、だから友達なんだっけ。
･･････男の人か。
ヤマさんをそういう目で見るのって想像つかないなぁ･･･
「？何だよ？何か俺の顔、付いてる？」
私がヤマさんをジッと見てたからか、それに気づいたヤマさんが不思議そうに聞いてきた。
ヤマさんが自分の口元を触って、あ、チョコ･･･って言ってる。
付いてたらしい。
思わず笑うと、ヤマさんも笑顔になった。
『来月中旬、いつ会おうか。』
そう言うと、ヤマさんが目をそらして頬を掻いた。
「あー･･･それまでに、もちょっと、会えねぇ？」
『え･･･』
チラリと私を見て、また視線が外れる。
ヤマさんは顔を赤くして言った。
「あ･･･えと、もっと、会いたいっつーか･･･」
なんだ、この初々しいの。
こっちまで恥ずかしくなるじゃんか！
バンバン迫られるのに慣れているせいか、初々しいのには耐性がない。
『あ、うん･･･』
いや、なんだもう！
恥ずかしい！
『･･････っあーもう！やだ！！』
「え！？会うの嫌？」
『あ、違う！この、こそばゆい空気が耐えられない！私らしくない！』
急にまくしたてた私に、ヤマさんはポカンと呆気にとられている。
それを放って置いて、鞄からスケジュール帳を出した。
『いつ会う？今月中なら･･････あ。ごめん、ヤマさん。』
「ん？」
『大学とバイトと仕事で埋まってるわ･･････』
「げ。まじか。」
仕事はヒマだ。
バイトは３月いっぱいで一旦辞める。
それからは時々の手伝いに行く程度。
土日にRe:valeの全国ツアー練習。
３月中旬からが余裕あるんだよね。
春休みだし。
すぐ全国ツアーで時間がなくなる。
･･･そうね、芸能人って人との付き合いって大変よね･･･
ヤマさんはそのうちアイドリッシュセブンになるけどさ。
･･････なるのかな？
私の存在、それを邪魔してない？
大丈夫かな？
3 〜大和side〜→←1 大和落ち（本編【Re:vale】６の、大和の･･･の所から）
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ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» ありがとうございます！ifがもう大和ルートと化しております(笑)楽しく頑張ります！ (2019年3月20日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 更新お疲れ様です！百ルート派なんですけど、大和さんもめっちゃいいなって思いました……。いつも楽しみにしてます！頑張って下さいー！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: 4ad8dbbe47 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» ありがとうございます！本編の関係上、大和視点が多くなるとは思いますが、よろしくお願いします♪ (2019年3月15日 15時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
chatty(プロフ) - 早速読ませて頂きました！百、千ルートも好きなんですが大和ルートが1番好きです！楽しみにしてます^ - ^ (2019年3月15日 15時) (レス) id: 01aa2e4b44 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - chattyさん» ありがとうございます！分かります（汗）本編の百ルートの時間軸に大体ではありますが、合わせて更新しています。まだ構想中で未完成なので、もう少し待って頂けると助かります！ (2019年3月13日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年2月26日 7時
