大和と ４ ページ5
『え？暑くない？』
「あ、いや･･････チョコ冷蔵庫入れてくる。ついでに暖房の温度さげる。」
『ありがと。』
ヤマさんは目線をそらして部屋から出て行った。
え？首元パタパタしても、ハイネックだから見えないよね？
そう思って自分の胸元を見る。
･･･それなりには、ある。
いや、それはともかく。
さすがに友達とは言え男性なのは分かっているので、それなりに気をつけているつもりだ。
考えているとヤマさんが戻って来た。
ヤマさんは、言いにくそうに口を開いた。
「あのさ、さっき見えたんだけど･･････」
【え！？うそ！見えてた！？ハイネックだよ！？】
「ネックレスなんて今までしたの見たことなかったから珍しくてさ。誰かからのプレゼント？大事な物？」
頭を掻きながらヤマさんが言った。
『あ、そっか。うん、大事な物。貰った。』
【なんだ。胸かと思った。】
ホッとして笑った。
「そうか。」
ヤマさんが何か言いたげにしてるのが分かった。
あれ？何か怖い。
何で･･････
･･････分かった。このネックレスの事だ。
何を聞かれるんだろう。
これはヤスの指輪だ。
公式に指が載ってないから、指輪を見てすぐにヤスに直結することはないと思う。
でも勘がいい人なら、見てバレてしまう。
いくらヤマさんでもまだバレちゃいけない。
ネックレスのチェーン部分しか見られていないだろうし大丈夫なはず。
嫌な感じに心臓の音が鳴る。
ヤマさんの口が開いた。
「好きなやつから貰った？それとも千さん？」
『へ？』
「え？だから･･･」
『そこ、大事なの？』
「え･･･あーいや、そう聞かれると困るんだけど。」
『あはは。』
ヘナっと座り込む。
良かった。
怖かった。
ヤマさんにバレても、きっと何も言わないだろうとは思う。
でも約束の時までは、守りたい。
ヤマさんが手を差し出して来た。
起こそうとしてくれるらしい。
「A？大丈夫か？」
『あぁ、うん。･･････千だよ。千に貰ったの。』
私はヤマさんの手に触れて起き上がろうとした。
でも、ヤマさんは引っ張ってくれなかった。
･･････固まってる？
ヤマさんの手を離して自分で起きる。
「A、千さんと付き合い始めたのか？」
『え？何で？』
「言い寄られている相手からアクセサリー貰うなんて、気持ちに応えたとしか見えねぇだろ。」
ヤマさんが俯いている。
声、震えてる？なんで？
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るる(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年2月23日 20時) (
レス) id: bc3198f467 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - るるさん» 初めまして！ありがとうございます！えー･･･実はですね･･･既に“笑顔のキミが好き【if･･･】”という下書きが存在します。私が「ヤマさん可哀想」が口癖になりつつあるので千ルート公開と同時に公開する予定です。リンク貼るので公開したら宜しくお願いします。 (2019年2月23日 20時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 個人的な意見なんですけど、ヤマさんのルートも作って欲しいです！(無理ならいいです(o_ _)o) (2019年2月23日 20時) (レス) id: bc3198f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年2月23日 20時
