大和と ２ ページ3
「昼近いし、食べてから行くか。」
ヤマさんの提案で食事を注文する。
ほどなくして料理が運ばれてきた。
『いただきまーす。』
「いただきます。」
2人で食事を取っていると、ヤマさんが思い出した様に言った。
「そういやさ、来月中旬お前仕事？」
『ん？ちょっと待って。』
スケジュール帳を開く。
この2月と来月3月は仕事はほとんどない。
テレビ雑誌の撮影とインタビューが2回あるだけで後はエレクトーンの練習をひたすらする。
対して百と千は全国ツアーに対してのインタビューやら他の雑誌の撮影とインタビューやら全国ツアー用の振り付けに歌の練習。
すごいハード。
おかりん忙しいな。
ちゃんと休んでるかな？
胃薬飲みすぎてないかな？
『まぁ、空いてるかな。･･･って、ホワイトデーって事でしょ？今日貰える前提なのね。』
「今日会うって事は、普通そうでしょ。何？くれないの？」
『いや、あげるけど。納得いかない･･･』
「何。もっとロマンチックに渡したかった？」
ヤマさんはニヤニヤして言う。
食べ終わった様だ。
男の人って食べ終わるの早いね。
『何いってんの。そんな関係じゃないし。催促されるのと、こっちからあげるのとでは気持ちが違うんだよ。』
膨れて言うと、ヤマさんは申し訳なさそうに謝った。
『いいよ、別に。今渡そうか？』
「あ、いや。この後時間あるか？また本借りてく？」
『あー･･･そうね、借りていこうかな。』
私も食べ終わりそう。
ヤマさんがトイレに立ってる間に食べ終わって口元を拭う。
ヤマさんが戻ってきた。
「行くか。」
ヤマさんがそう言って上着を持つから、私も席を立って伝票に手をのばし･･････ない。
『ヤ、ヤマさん･･･まさか･･･』
「ん？何してんだ？」
私は行き先なくなった手を、わきわき動かした。
『は、払っちゃったの？』
「あぁ、うん。出るぞ。」
きょとんとして行こうとするヤマさんを追いかけて店を出る。
いつだ？･･････トイレの時か。
伝票取ったの見てないけど？
『払うよ。毎回毎回。』
財布を取り出したら、ポンと頭を触られた。
「黙って奢られてろよ。」
『えー･･･バレンタインなのに･･･』
「こういうのはいいの。」
『･･････ごちそうさまです･･･』
睨みながら言う。
怖くねえし、って笑われた。
なんだこのイケメン。
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るる(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年2月23日 20時) (
レス) id: bc3198f467 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - るるさん» 初めまして！ありがとうございます！えー･･･実はですね･･･既に“笑顔のキミが好き【if･･･】”という下書きが存在します。私が「ヤマさん可哀想」が口癖になりつつあるので千ルート公開と同時に公開する予定です。リンク貼るので公開したら宜しくお願いします。 (2019年2月23日 20時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 個人的な意見なんですけど、ヤマさんのルートも作って欲しいです！(無理ならいいです(o_ _)o) (2019年2月23日 20時) (レス) id: bc3198f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年2月23日 20時
