変身後 ２ ページ15
カオルちゃんが千に言う。
千は鏡の中の私に、ゆっくり近づいてくる。
「ヤバい･･･食べちゃいたい･･････」
千の言葉に、カオルちゃんと百と、鏡に映る自分に放心していた私までも、ザッと顔が青ざめた。
千に捕まる前にと思って、サッと立ってカオルちゃんの後ろへ隠れた。
「あ、あら。」
「ちょっ･･･A！何でカオルちゃんの後ろなの！」
何故か百が叫ぶ。
『え？何で？･･･何となく。･･････キレイなお姉さんの方が守ってくれそう。』
「あら、何この子。すっごいいい子じゃない。いいわ、お姉さんが守ってあげる。」
カオルちゃんが私をギュッと横から抱きしめた。
【カオルちゃんのツボは知ってますから。】
･･･てか、やっぱ抱きしめられると分かるな･･･
何も触れないでおこう。
百は、何でオレの後ろじゃないのと文句を言っている。
千は、私とカオルちゃんを見て肩を落としていた。
「･･････アンタ、大変ね。」
『あはは･･････』
カオルちゃんの呆れたような顔と言葉に苦笑いした。
「注意事項があるわ。」
メイクはそのままだけど落ち着いたところで、カオルちゃんが言った。
千に後ろから抱きしめられながら座ってるけど、一応落ち着いているはず･･･
「目元中心にいじってるから、そんなに笑ったり感情を表に出さない方がいいわ。シワが寄ったりメイクが崩れたり、場合によっちゃ、つけまつげが取れたらおしまいよ。なるべく取れないようにするけど。」
カオルちゃんの言葉に百が声をあげた。
「え！Aは笑った顔が一番いいのに！！」
「それでもよ。微笑む位なら問題ない。それが妥協できないなら、辞めた方がいいわ。」
百は戸惑った表情をして私を見た。
『いいよ。やる。元々、百と千の漫才に凄い笑うことって数える位しかないし、打ち合わせがあれば大丈夫かも知れない。一応女優だもん。』
「じゃあ決まりね。Aが自分で出来るようになるまでは手伝うわ。早めに覚えてね。私も忙しくなるのよ。」
TRIGGERのマネージャーだな･･････
「いいの？」
私の耳元で千が聞く。
『いいよ。２人とおかりんの役に立つなら、やる。カオルちゃん、ありがとう。お願いします。』
千の手をどけて頭を下げた。
それから、そのままおかりんに会いに行った。
会って説明を受けた、おかりんが言った。
「Aさんの性格から考えると、クールビューティーですね！」
二つ名が決まった瞬間だった･･････
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るる(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2019年2月23日 20時) (
レス) id: bc3198f467 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - るるさん» 初めまして！ありがとうございます！えー･･･実はですね･･･既に“笑顔のキミが好き【if･･･】”という下書きが存在します。私が「ヤマさん可哀想」が口癖になりつつあるので千ルート公開と同時に公開する予定です。リンク貼るので公開したら宜しくお願いします。 (2019年2月23日 20時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 個人的な意見なんですけど、ヤマさんのルートも作って欲しいです！(無理ならいいです(o_ _)o) (2019年2月23日 20時) (レス) id: bc3198f467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年2月23日 20時
