【アイナナ】この道の先に。4 (ページ48)

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『おばあちゃんに送ってもらったんです。せっかくの2周年なら、何かしたいなって思って。勝手に持って来ちゃいましたけど、大丈夫ですか？』

「大丈夫。置く所あるよ。みんな喜びそうだね。特に環くん。」
『IDOLiSH7全員へのプレゼントみたいにしたかったので、8色ありますよ。』

自分で持ってた鞄から、8つの容器を取り出して並べた。

「「おお･･･！」」
紡「すごいです！揃ってますね！」
「揃えるの大変だったよね？」
『いえ。楽しかったですよ。元々青と黄色と赤は、おばあちゃんが持ってて。でもどうせだからーー』

こそこそと大神さんと紡ちゃんに小声で説明する。
3人しか、いーひんけども。

また２人の“おおー！”と、拍手をもらった。

めっちゃ嬉しい。

ジーンと勝手に感動するも、直ぐにハッとして、手伝いを再開した。
途端にドアが開いた。

「バンさん！手伝いに来ました！ユキと□の手作りオードブルもありますよ。」
「百くん。いらっしゃい。･･･千も□も料理ありがとな。」
千「珍しい。どういたしまして。」
万「お礼位言うだろ。」
□「万もツンデレ。」
万「何か言ったか。」
□「ナンデモアリマセン。」

先輩が大神さんに、頬を引っ張られてる。
仲良いな。

「A、久しぶり～！」
『先輩。久しぶり。』

笑顔で挨拶を交わした瞬間、百さんが声を上げた。

「おお！？面白そうなもんがある！バンさんが用意したんですか！？」
「あ、本当。モモ好きそう。」
「いや、俺じゃないよ。Aちゃんが持ってきたんだ。」

直ぐに百さんが私を見た。

「買ったの！？」
『あ、いや、おばあちゃんに送ってもらったんです。実家行った時に、押し入れにあったなって思って。』

先輩が、へえ･･･と言いながら、テーブルに置かれている物に近寄った。

「あ、凄い。8色。」
『それねー･･･』

大神さんと紡ちゃんに説明した事を、百さんと千さんと先輩にも話す。
それを聞いた後、百さんが嬉しそうに言った。

「じゃあさ、白も入れようよ。そしたらもっと楽しくない？」
『白？』
「バンさん、ありますか？」
「多分あるかな。見てくるね。」

大神さんが部屋を出た。
その間にみんなで準備。

大神さんも“あったよ”と、白を持ってきてくれてから皆を呼びに行くと、凄い人数の人で溢れかえっていた。

TRIGGERもいる。

声を張って、準備が出来たことを伝えると、三月くんが、行こうと促してくれた。