笑顔のキミが好き【if･･･大神万理】 4 (ページ18)

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壮「でも、大和さんも、ぬるぬるした感じの方だと言ってたでしょう。」
「ぬるぬるはしてる。湿地帯を歩いてるみたいな気分にはなる。」
三「万理さん、棗の連絡先知らないか！？なんとか手に入らない！？」

「個人的な付き合いはないからね。事務所を通さないと･･･」

俺が答えると、一織くんが微妙そうな顔をした。

でも、棗くんに聞くのは賛成だ。
ナギくんが、棗くんを追いかけようとしていたから。

彼なら何か知ってるかもしれない。

「あ！俺、いすみんのラビチャ知ってる！ゲームのライフ送ってもらうために無理やり交換した！！」

「あ･･･」

「どうしたの、大和くん。」

「Aも知ってるかも。棗の連絡先。」

「え。」

個人的な付き合いがあるって事？
･･･知らないんだけど。
ああでも共演者だったからかな。

とりあえず俺がAに連絡して、環くんが亥清くんに連絡する事になった。

もしもしと言う言葉が聞こえると、今平気かと聞いて、いいよと言われると、こっちの事情を知ってると思うけど、とは言わずに、棗巳波くんのラビチャIDか電話番号を教えて欲しいと伝えた。

･･･『ミナに聞かないとわからないけど。無断で教えるのは、ちょっと･･･』

【え？･･･まさか･･･】

「･･･まさか、記憶ないのか？」

･･･『え？記憶？』

Aのキョトンとしたような声。

まさか、ここまで進行が早いとは思ってなかった。

今、IDOLiSH7の寮にいて急いでると伝えると、Aが棗くんにラビチャしてくれることになった。

亥清くんにしろAにしろ、棗くんに連絡をして今日中に連絡がつくと簡単に言える時間じゃない。

大和くん、三月くん、壮五くん、俺で、ナギくんを探すことになった。

その日、ナギくんは見つからなかった。

・

次の日、見たことない外人さんが小鳥遊事務所に来た。
社長にナギくんの事で話があると来たけど、人払いを申し出られて、俺は心配になりながら事務作業に戻る。

「･･･っ、待ってくれ･･･！」

社長の声に驚いて椅子から立つ。
出て行った外国人を追いかけるも、見つからなかった。

事務所に戻ると、さっきの人が、ナギくんがIDOLiSH7を辞めるという話をしにきたんだという事を聞いた。

「万理くん。」
「はい。」
「ちょっとこっちへ。」

IDOLiSH7の子たちと紡さんが話している間、社長に呼ばれて社長室に行くと、神妙な顔をして、社長が口を開いた。