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「おまえはいつも１人で戦ってたんだな。･･･未来は言えなくても苦しかったら、俺に分からなくても良いから、何でも良いから頼れよ。･･･おまえの抱えてるもん、一緒に持つよ。」
『･･･っ、そんなの･･･』
ヤマさんも苦しくなっちゃう。
言えないのは苦しい。
でも、言わなくて今までやってきた。
苦しいことばかりじゃないけど、苦しい時だけヤマさんに頼るのは違う。
「大丈夫だ。A。･･････そこに、ちゃんと俺の気持ちはあるから。」
『･･･っヤマさん･･･』
優しく微笑むヤマさん。
そっと背中に腕を回されて、ヤマさんの背中に、私も腕を回した。
「もう聞かない。ナギだけに言えって言わないから･･･」
『うん･･･っ』
「Aがナギに、桜春樹に会えるって言ったから、それを信じさせれば良いんだよな。」
『うん･･･っ』
「それで十分だ。」
『ごめんなさい･･･っ』
「俺は責めないって言っただろ。Aも自分を責めるな。」
優しい。
ヤマさん、優しい。
『ヤマさん、大好き･･･』
「え･･･」
私の背中にあるヤマさんの腕が少しピクッと動く。
でもすぐにギュッと強く抱きしめられた。
「･･････ああ。俺も、Aが好きだよ。」
この人を好きになって良かった。
とっても不器用で、照れ屋で、意外と喧嘩っ早くて、めんどくさがりで。
でも包容力があって優しくて、よく気がついて、ここって時に格好いい。
ヤマさんはずっと、私の頭も撫でてくれた。
〜大和side〜
Aに聞かない、責めない約束をした。
元々責めるつもりはないし。
【俺が責めてしまうような事態･･･】
本当は会えないとか？
でもAがいる限り、未来は常に変わる可能性がある。
大きいことは変わってないって言われたけど。
ていうか万理さん、Aの記憶や今までのことをよく詳しく知ってて、そっちの方が結果的に俺としては衝撃だったんだがなぁ。
Aの頭を撫でながら言う。
「なんつーかさ、記憶とか未来とかより俺は、万理さんとAがだいぶ仲良い理由が、元Re:vale以外にあったのが少し悔しいかも。」
『え？』
「付き合いの長さはどうにもならないし、百さんや千さんや万理さんとだいぶ仲良いのは知ってたけど、今回の事で、万理さんが1番おまえの事を分かってたって突きつけられた気がして、それが1番俺としては悔しい。」
体を少し離して言うと、目を見開くAが、俺を見上げていた。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
