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今きっと会えなければ、そのままの未来を辿ることになれば、きっと、知っていたのに何で言わなかったという事になるだろう。
ヤマさんは前、万の事を千や百に黙ってた私を責めた。
だから･･･
『ヤマさんは、きっとそのうち私を責めるよ。･･･それでも、言えない。』
TRIGGERが独立する事になる今、ナギをノースメイアにやるわけにはいかない。
Friends DayもMOPもある。
変えるのであれば、多分今じゃない。
【そもそも、TRIGGERも変えられなかったのに、IDOLiSH7の事も変えられるのか問題だし、どう変えればいいかっていうのも考えないと。】
でも、それにはまず、MOPが終わらないと動けない。
「Aはそれでいいのか？」
『え？』
顔を上げると、ヤマさんが真剣な顔をして私を見ていた。
直視出来なくて、また目線を落とした。
「Aは、俺がそのうち、おまえを責めて、それでいいのか。」
そんなの、良くないよ。
でも、守りたいモノが増えれば、自ずと譲れないモノも増える。
それが、違うモノの犠牲の上だとしても。
「･･････俺がAを責めるような可能性がある事態が、待ってるんだな？」
『！！』
ヤマさんがソファから降りて、私の両腕を掴んで、私を見上げた。
「A。万理さんには、たくさん聞いた。おまえが未来を変えるのを怖がっていた事も、俺の言葉で大丈夫だって思ってくれた事も、自分の気持ちを裏切ってまで、誰かの未来のために傍観してた事も。･･･おまえは、いつも誰かのために口を閉ざす。」
ヤマさんがフッと笑った。
「どんなに辛い未来だって、乗り越えられるんだろ？俺たちは。」
『私が知る未来だけだよ。』
「いいよ。十分だ。Aが今、桜春樹の居場所をナギに言わないのは、IDOLiSH7のためなんだな？」
ヤマさんの右手が、私の左頬に伸びる。
こんなの、頷けないよ。
誰のためとか、そういう風に思っていたわけじゃない。
全部、自分のためだ。
みんなが乗り越えるモノを知ってるけど
一番苦しくて、一番辛くて、悲しいのに
もっとたくさんの時間を、ナギに、みんなに、あげたいと思うのに
『･･･っ』
首を横に振る。
ヤマさんは膝で立って、両手で私の頬を包んだ。
「大丈夫だ。Aの抱えてるモン、俺も持つって言ったろ。･･･責めないよ。それが、どんなに酷で、酷いことだとしても。おまえの頭にしかない未来だ。なくなってく記憶だ。･･････A。」
ヤマさんが私の涙を指で拭いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
