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「桜春樹の居場所を知ってるか。」
ヤマさんと２人きりになって一息つくと、私の隣でヤマさんは深呼吸した後、聞いてきた。
『･･････うん。』
ヤマさんは驚く事なく、私に言った。
「俺には言わなくていい。ナギに教えてやってくれないか。」
『それは出来ない。』
「なんで。」
『百も言ったけど、物事には順序がある。･･････桜春樹に会うには、協力者がいるの。その人は、まだ全面的にナギの味方じゃない。ナギと桜春樹を会わせないようにしてる人に就いてるから、まだだめだと思う。』
ソルちゃんが、お兄さんから離れないと駄目だ。
ナギだけじゃ、入れてくれなさそう。
･･････でも、それだけじゃない。
今、IDOLiSH７を、ナギをノースメイアに縛る可能性がある事を、させるのは危険だ。
「そんな･･･あいつ、すげえ会いたがってるのに･･･」
『私も会わせてあげたい。･･････ごめんなさい。』
ヤマさんに頭を下げた。
本当なら、出来るだけ長く一緒にいる時間を作ってあげたい。
もっともっと、話をする時間を
作ってあげたい。
「･･････A、ナギは知ってるんじゃないのか？おまえが前世の記憶を持ってるって。」
『どうして？』
「俺が占いみたいなもんだって言ったら、あいつ笑って言ってたよ。“それでいきましょう。”･･･それって、そうだと思ってないって事なんじゃないか？」
『それでいきましょう･･･』
確かに、ナギはどんな風に思ってるんだろうとは思ってた。
百は、放っておこうとは言ったけど。
「ナギに言えば、必ず桜春樹の居場所を聞きたがるだろう。ナギの協力者になる奴を味方にするのもきっと聞いて、早く解決しようとする。」
『･･･ヤマさんはそれでいい？』
「どういう意味だ？」
『きっと今会えば、ナギも桜春樹も喜ぶとは思う。完全に未来は変わる。それは別にいい。ただ、百が言ったようにリスクも負う。私の記憶が関係なく、今の状態で会えば、ナギのノースメイアに行く頻度が高くなるか、しばらく帰ってこない事になる。それだけは言い切れるよ。･･････今の状態ではオススメできない。』
あれは、紡が頑張って、他の仕事を出来るだけノースメイアですることにしたから、ノースメイアにみんなでいることが出来た。
『私が知る、全ての条件が揃って、初めて会いに行ける。それ以外の方法を私は知らない。だから言えない。』
それが例え、どんなに酷なことだと分かっていても。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
