256 （ゴシップ第三弾） 〜大和side〜 ページ39
自分の部屋に戻って、ベッドに座る。
ここまで楽しそうなナギは久しぶりだった。
それが、嬉しかった。
スマホを操作して電話をかける。
相手はA。
･･･『もしもし？どうしたの？』
「起きてたか？夜に悪いな。」
･･･『いいよ。急ぎ？』
「そうじゃないんだけどさ。･･･声、聞きたくなって。」
一瞬の後に、Aが慌てたように、え！？声！？って言ってる。
照れてんだろうなって思って、笑った。
「あのさ･･･」
一通り、ナギと話した内容をAに話して、おやすみと言い合った。
・
Re:valeとの番組収録の日の朝。
リクが月雲と偶然会って話した事を聞いた。
そんな中、イチがRe:valeのゴシップを見せてきた。
百さんとAの記事だ。
「なんか妙だな･･･。千さんと言い、百さんと言い、仕掛けやすい恋愛沙汰でこない･･･」
三「Aは人気あるけど、私生活も性格も不詳になってるもんな。」
「二階堂さんや、百さんと千さんとは噂にはなっていますけどね。けれど、信用を失わせるような、ゴシップ記事が多いですね･･･」
「お姉ちゃん･･･」
イチの言葉に、リクが神妙な顔で呟いた。
「Aは大丈夫だ。むしろあいつは、自分がRe:valeだったことを公表しようとしてたって言ってた。それで逆に信用を勝ち取れるって思っていたそうだから。･･･問題は･･･」
「･･･百さんか･･･」
俺の言葉にミツが呟く。
「ああ。･･･でも、俺たちは知ってるだろ？」
そう言ってみんなを見渡すと、全員が笑顔で頷いた。
自分たちが出来ることなら、助けられるならやる。
Aが、Re:valeが、今まで俺たちを助けてくれていたように。
恩返しが出来るなら、今だ。
全員で、スタジオに向かった。
百さんと千さんとAと話して、マスコミがいる正面出入り口からRe:valeが出て行く間に屋上で準備する。
カメラもOKで、あとはRe:valeが来るだけだ。
数分後来た３人はーー
【百さんはケロッとしてるけど･･･大丈夫か？千さんとA･･･】
非常階段をずっとのぼってきたせいで、疲れが見える。
けど、さすがRe:valeという事もあって、カメラ回ります！と言われると、すぐにシャンとして顔つきが変わった。
ソウとAが２人でピアノスコアを弾く。
ソウは電子ピアノで、Aはエレクトーンだけど。
「「『Re:valeで、“Re-raise”』」」
電子ピアノの音が、空に溶けていった。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
