239 〜大和side〜 ページ22
ミツと言い合いしてると、いつの間にかAがTRIGGERにお酌しに行って戻ってきた。
十さんも一緒に来て、朝に偶然会った月雲社長と、一悶着あったんだと教えてくれた。
【A、同じ事あるかも知んねえのに、よく動いたな･･･】
ある意味尊敬。
月雲に会いに行かなかっただけマシか。
そう思うことにした。
TRIGGERの喧嘩まで始まると、ソウが酔っ払いながら説教を始めたから皆で止めた。
『ヤマさん、今日、家来る？』
帰る前に、Aから誘われたのが嬉しくて、ニヤニヤした。
「んー？寂しかった？人肌恋しいの？Aちゃん。」
バシッと体を叩かれる。
Aの顔は真っ赤だ。
『最低！酔ってんの！？』
「痛くねえし〜」
近くで、ミツとリクが、デジャヴだなとか、デビュー前を思い出すねとか言ってる。
「あー！今度はAちゃんとヤマさん！ケンカしちゃ駄目！」
「『げ。』」
Aと一緒にソウから逃げた。
マネージャーの車で皆を先にかえし、Aと俺はタクシー。
Aと２人で話して送るためだ。
「俺も寂しかったよ。」
『え？』
タクシーが来るまで、店で２人で話していた。
あと残ってるのは百さんと千さんと岡崎さんだけだ。
「でもさ、今イチと話し合わなきゃいけない時期だと思うんだよな。･･･ナギの様子も変だけど。」
『いおりん？』
「ああ。イマイチ認めて貰えてねえ感じだから。ちょいちょい話してんだけどな。」
結婚をする意味が分からないと言ってる。
ファンが減るリスクをおかしてまで、結婚までする意味が。
「一織くんは若いからね。まだ分からないんじゃない？」
後ろから千さんの声がした。
「僕らはアイドルだけど、ただの人間でもあるんだよ。誠実にAを一生愛して守り抜けるなら、そのイメージがつくことはプラスになるんじゃないの。」
「うん！ファンは減るかも知んないけど、また違ったファンがつくと思うよ！それを見て、また戻ってきてくれる人がいたら、それでいいんじゃない？オレらは娯楽でもあるけど、それぞれの人生があるんだしさ！」
「百さん･･･」
『千から誠実って言葉が出ると思わなかったわ。』
「Aは僕を何だと思ってるの。」
『ん？千。』
「そういう事じゃないよ･･･」
千さんとAの会話に笑う。
「百さん、ありがとうございます。それとなく示唆してみます。」
「頑張って！皆から祝ってもらえる方がハッピーだもんね！」
百さんの言葉に頷いて笑った。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
