220 （千さんの条件）〜大和side〜 ページ3
千さんの４つの条件は、完全にAをRe:valeの作詞作曲編曲に関わらせない事と、それ以外はいつも通りにしてほしいという事だった。
1、Aは今後一切、作詞作曲、及び編曲にたずさわらない事。ただし、記憶がなくなるまでの期間。消えていくなら問題はない。
千さんが作る物に、一切の音を変える事も、一切の発言をする事も許さない。
2、千さんの作詞作曲編曲期間･･･つまり、音作りを頭の中以外で作り始めた時から終わりまで、千さんの家に行くのは禁止。
3、楽譜をシュレッダーにかけて、未来の曲と決別すること。
4、千さんに引け目や負い目を感じる事はない。作詞作曲編曲以外では、今まで通りに接すること。
【結構、無茶言ってる自覚あんのかな、この人･･･】
今まで通りといかないから考えたらしいのに、結局今まで通りを求めてるし。
つか、俺、Aと今まで通りなんて･･･意識の中じゃ難しいぞ？
占いとか言ってた以上のことを、Aは知ってるって事だろうが。
それって･･･
「しかし、大和くんにまで話すとはね。まあ、恋人なんだし、別にいいけど。」
「大和はね、現実的だから受け入れられないだろうって言ってたんだけどさ。オレもビックリした！バンさん、バラしどころがイケメン！！」
『バラしどころがイケメンって･･･』
「そういう所、万はズルいよね。良いとこ持ってっちゃってさ。」
「ユキもイケメンだよ！？Aへの愛情、すんごい感じたよ！ね！」
「そうね。」
『まあ･･･罵倒されてもおかしくないと思ってたけど･･･』
「でしょ、でしょ！？」
千さんと百さんが、Aに気を使って、いつも通りにしようとしてるのを見ながら、少し表情が穏やかになったAを見る。
【･･････どうする？聞くか？】
でも、万理さんも百さんも、千さんまでも、未来を聞かない約束をした。
俺もするだろう。
けど･･･
話を聞いて、それでも好きな気持ちも、ずっと一緒にいたい気持ちも変わりはしない。
けど･･･
“アレ”を知りたがってる奴がいる。
･･････Aも、両方、守りたい。
“Aが、会えると言いました。”
“ヤマトは、彼女が様々な事を知っているのは、何故だとお思いですか？”
“納得しました。占い。ワタシとは違う見解ですが･･･OK。それでいきましょう。”
「大和？どうした？」
ハッとして顔をあげると、３人ともが心配そうな顔で、俺を見ていた。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
