234 〜大和side〜 ページ17
結局ソウは酔っ払って、タマが“めんどくせえー！”って叫んでる。
「じゃあお姉ちゃん、おやすみなさい。」
マネージャーを筆頭に、みんながAに、おやすみと声をかけた。
Aと一緒に俺も車を降りると、Aを含め全員が慌てた。
「帰るから。部屋まで送ってくだけ。」
そう言って、Aをエントランスに押しやり、皆に手を振る。
【イチだけが嫌そうだな･･･】
イチにも快く頷いてもらいたい。
仕方ないと許してくれてはいるものの、正直イマイチ賛成できないと思っているのも事実だろうな。
IDOLiSH7のプロデューサーとしては賛成できないといった所なんだろう。
Aは、結婚発表はないはずだからと言ったから、記憶にはないんだろうし。
そういうのがあれば、揉めるんだろうなとも思うけど。
そう思案しながらエントランスを通る。
エレベーター前にAがいた。
『送ってくだけって言っても、時間差がないと怖いもんね。』
「でも、カメラはなかったぞ？･･･まあ、ファンの子たちに見つかったら情報が出るから、それが出てから寮を見張っても遅くないと思ってんのかもな。でなきゃ、そこまで噂がないからとかさ。」
『いや、私とヤマさんの噂は、ツクモは別れたと思っていても、ネットには少し残ってるから、狙われてもおかしくないけど。だから私が寮に行くことは出来なくなっちゃったんだしね。･･･ヤマさんとの時間が、どうしても減るよね。』
エレベーターに２人で乗る。
「･･･寂しいか？」
『まあ、ちょっと･･･』
Aが照れ笑いしながら俺を見て答える。
心臓の音が、いつもより大きく聞こえた。
素直なAは、いつもよりかわいい。
俺も、ストレートに言うことは少ないけど、素直に言われると素直に返したくなる。
「･･･俺も。だから本当はさ、結婚したら一緒に住めればなとは思うんだよ。でもさ、そしたらあいつらとの時間も減るんだよな。仕事は一緒だけど寮にいれば、誰かしらと話せるだろ？以前あったような、誤解してすれ違うとかは、一緒にやってくからこそなくしたいし。まだ1年位だしさ。まあ、結婚する頃には2年近くになるけど。」
11階に着いて一緒に歩く。
『いいよ。その時に考えれば。･･･つむちゃんたちともね。』
「マネージャーも？」
『うん。私たちの事でIDOLiSH7も絡むのは、みんなで話し合おう。』
Aの強さも言葉も嬉しくて、Aの家に着くと、玄関でキスをしてから帰った。
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ミズ ミズ(プロフ) - めめさん» 初めまして！コメントありがとうございます！素敵って言われて嬉しいです＞＜私から見た大和さんはこんな感じです(笑)ここまで読んでいただいて、ありがとうございました！ (2020年5月6日 15時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - mizさん初めまして！大和編お疲れ様でした！とても素敵な作品に出会えてました！最終回、心が暖かくなり、本当に幸せな気持ちになりました。mizさんの大和さん、めちゃめちゃ好きです！また、mizさんの書く大和さんに会いに来ます！これからも応援しております！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 93a55bd485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年10月20日 0時
