笑顔のキミが好き【百】 18 (ページ6)

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私の係ページ6

泣く泣く順番にクジを引いていくと、夜のお楽しみ係が陸、そうちゃん、龍ちゃん。
買い出し係がヤマさん、みっちゃん、千。
夕飯係が百、たまちゃん、ナギ。
お風呂洗いと布団敷き係がいおりん、がっくん。

【まぁ、だよね。】

「て･･･、九条さん、なんだった？」

天が紙を開く。
凄い表情変わらないな。
固まってんのかな？

「･･････BGM。」

紙を見せながら無表情で言う天。
百が爆笑した。

「ぎゃはは！ウケる！！リクエスト聞いてくれんの？女子アイドルの歌うたってよ！」
「OH！アニソンお願いします！」
「琉球民謡教えてあげるよ！」

「ヤスは？何？」

『えっ？ああ･･･』

百に聞かれて紙をめくって、私も思考が停止した。

『ちょ･･･っ何！私こんなのしたことないけど！』
「んー？どれどれ？」

百がヒョイと私の手から紙を取って見る。
天が百の後ろから覗き込んだ。

「「ダンス。」」

「え？ダンス？踊るの？おね･･･ヤスさんが？」
百「天の歌に合わせてダンスとか？いいなー、天！」
『踊れないよ･･･。知らないよ･･･。』

まだBGMのがマシだよ･･･

『天、交換しない？』
「やってもいないのに？」
『ぐ･･･』

「ボクが教えるから･･･」
「えっ！？天ズルい！オレも教える！！」
「遊びじゃ･･･」

「『遊びです！！』」

・

出掛けのヤマさんとみっちゃんと千に、余計なものを連れて帰ってくるなと散々言い聞かせてから見送り、たまちゃんと天と百を中心にダンスの基本を教わる。

『絶対、筋肉痛になる･･･』

初めはカメラが回ってたけど、メイク直しが気になって集中できなくなったので、カメラをなしにしてもらって教わる。

休憩しつつ教えてくれる百とたまちゃん。
私だけ汗かいてる。
天はずっと教えてくれてるけど、汗をかきもしない。
どうなってんだ発汗。

ペットボトルのお茶を飲みながら一息ついた。

『普段からやってる人は凄いね･･･』

「Aはエレクトーンだけだもんねー。あれもあれで体力使うっしょ？」

百がももりんを飲みながら言う。

『使う筋肉が違うよ。皆みたいに足腰強くないもん。』

「Aっちは体育とかどうだったん？」

『普通だな。可もなく不可もなく。』

「でも基本は何とか形になったから、即席なら何とかなるんじゃない？Re:valeのダンスだって何度も同じの見てるでしょう？」

『まぁ見てるけど･･･』

でも、体力が雲泥の差なんだけど。