笑顔のキミが好き【百】 18 (ページ31)

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TRIGGERへのお祝い　3　～百side～ページ31

【こんな事、頼んだ覚えはないけど･･･】

一織と環がドアを開けようとするも、開かないらしい。

次第に皆が焦っていく中、大和がスマホをみた。
電波も届かないらしい。

【･･･これは･･･Aがいないから有り得る。･･････ドッキリだ。】

ユキとおかりんも同じ事を考えてる風。

こういう突拍子もないシチュ、何度も仕掛けられたもんなぁ･･･。

いきなり忍者に襲われたりとか。
ユキに解散ドッキリ仕掛けなきゃいけなかったりとか。
まぁ解散ドッキリは直ぐバレたけど。

わかりやすくドッキリって態度に出したら使えないしな。

チラッとユキを見ると、やっぱり同じ事を考えてる風。

これはモモちゃん、頑張るしかないでしょ。

「床に血のシミなんて･･･！ユキ、怖いよ･･･！」

「大丈夫だ、モモ。誰か！責任者はいないのか！？」

ユキが周りを見渡しながら声を張る。

うーん、凄い。
さすがユキ。
分かってるー！

おかりんがうまいこと言って、TRIGGERを中心に物事を進めようとしてくれる。

3人でアイコンタクトをして頷きあった。

TRIGGERが様子を見に行ってる間に、そういやAはいつ来るんだろうなんて思う。

「ヤスは、いつ来るの？」

「そうですね。連絡手段がありませんね。来ても外で止められてるかもしれません。」

「そうね。ちょうどいい時に入ってくるでしょ。でもヤスじゃないと困るよね。分かってるのかな。」

コソコソと3人で話す。

【分かってるか･･････か。記憶がなくても日記帳にこの出来事が存在するならメイクしてくるはず。存在しないなら何とも言えないけど･･･】

TRIGGERが戻ってきて、ズタズタのラスディメのCDにIDOLiSH7が、というか環が怯える。

早く気づこうよ、ドッキリって。

大和と三月が話し合ってる中、ユキが深刻そうな顔をして言った。

「いや、殺･･･事件だな。」

「オレたちは身の毛もよだつような凶悪な事件に巻き込まれたんだ･･･。」

大「さっきから、Re:valeさんは、どうして煽ってくるんですか！？」

三「そうですよ！Aがいないからって、わざと怖がらせるような･･････」
「「はっ･･･！」」

2人が気づいたらしい。

【まあ、Aがいないからってのは、大きいよなぁ。】

大和と三月と視線で会話する。

多分通じてる。

その証拠に、大和と三月もノッてきた。

そこで、店の奥から声が聞こえた。

【ファントム！？ベタすぎでしょ！？】

ユキと一緒に呆れた。