合宿開始！ 3 ページ4
「百さん、お酒強いですね！」
皆少しお酒が進んできた所でみっちゃんが言った。
アイナナ警察2の悲劇を目の当たりにした人は、もっと呑めるのを知ってるけどね。
あれに比べれば全然呑んでない方だ。
「接待慣れ！駆け出し中の頃は、連日連夜飲み会だったからね！水飲んで、トイレ行けば、一晩で3回リセット出来る体になったから！ノーマル、パワーアップ、最終形態！」
「そんなグイグイ飲まされるんですか？ぶっちゃけ、いびってくる人とかいました？」
「いたいた！基本みんな、いい人だけどね！Aが行った飲み会とかも、たまにねー。いびったりすんのとかは、えーと･･･」
【げ。･･･まぁいっか。おかりんが使えませんって言うし。】
そう思いながら私は、そうちゃんが用意してくれたお茶を飲む。
結局そうちゃんも龍ちゃんもお茶を中心に飲んでくれてるのが助かる。
壮「ヤスさんは、CM女王とか作詞作曲編曲、多岐にわたって仕事してますよね。どのように勉強されたんですか？」
『あー･･･曲はね、教えてもらったんだ。でも結局はセンスの問題だよ。編曲が一番難しいけど。でも、スタッフの人のちょっとした一言だったり、ファンの声だったりが、きっかけになって出来た事もあるよ。』
「女優業も感性だったりしますよね･･･カンがいいのかな･･･？」
【そうちゃん、それはグレーゾーン･･･】
まあ、ヤスとしては教わった相手は“A”設定だけど、私としては万から教わったからなぁ。
「ヤスは、色気で龍みたいに言い寄られたりしねえのか？仕事の代わりに体〜みたいな。」
『ああ、初めてウォータープルーフのCMしてから何度かあった。ベタベタ触ってきて気持ち悪かった事あるよ。』
がっくんの問いに答えると、百と千が食い気味にこっちの話に参加した。
「あいつでしょ！？モモちゃんも当時は触った事なかったヤスのオシリに、えっろい手つきで触った奴！撃退した！」
「僕は他に知ってるよ。次のドラマで主役やるからってホテル誘った奴。」
「「今思い出しても腹立つ！」」
一瞬部屋全体が、しーんと静かになった。
【千のは“A”の時･･･百、当時って言わないで･･･】
「あっ、えと、誰か分かんないですけど！ヤスが無事だったなら何よりでしたね！」
みっちゃんが凍った空気を戻そうとした。
なのに怒りに任せてか、百と千が同時にその人の名前を言った。
・
「Re:vale、ヤバい話しかないですね･･･」
「カットして下さい･･･」
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作者名：miz | 作成日時：2019年8月4日 7時
