笑顔のキミが好き【百】 18 (ページ49)

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思惑と捏造　3 ページ49

こういう所は、百相手でも私相手でもふてくされるな。

【万は、そういう事が少なかったからなぁ･･･】

『作ってくれてありがとう。千の料理、好きだよ。』

そう言って笑うと、驚いたように目を見開いてから微笑まれた。

「うん。知ってる。」

ありがとう、じゃない所が千だな。
でも機嫌直ったっぽいからいいか。

2人でいただきますと言って、食事をした。

「それにしても、Aが警告したのにスクープされてたね。早くない？」

『早いね。まぁ罠だよね。龍ちゃん優しすぎるし、付け込まれたんだよ。』
「誰に？」
『ツクモに。』
「モモじゃなくて？」
『うん。』

「なんでTRIGGER？」

千の言葉に一瞬迷うも、さあ？と首を傾げて、蒸し野菜を食べる。

【あ、これ、タレが美味しい･･･】

今日は和食。
千の食事は大抵、素材自体も良い物を使ってるし栄養バランスも考えられていて、なおかつ美味しい。

百がジャンクなの好きだし、すぐ偏るからなんだけど。

それ以上はTRIGGERやツクモの話をする事はなく、このタレの作り方とか聞いたり、NEXT Re:valeの話やFriends Dayのレコーディングの話をした。

千に送ってもらって帰ってからラビチャを見る。

大和そうだな。俺は言うつもりなかったけど、皆に背中押されて話して良かったと思ったからさ。ミツみたいに待ってみるのもいいかもな。

大和悪いな。言いたくない事聞いてさ。ナギのために黙ってんだろうなとは思ってんだけど、ストーカーとか聞くと、心配になってさ。

そりゃそうだ。
事情を知ってるだろうなって人が近くにいれば、私だって大丈夫か確認したくて、心配して聞く。
A大丈夫だよ。心配する気持ちは私にも分かるから。

それだけ返信してお風呂に入る。
あがると“サンキュ”と“おやすみ”ってスタンプがあって、私もおやすみスタンプを送った。

時計を見ると10時。
大きく深呼吸して、百にラビチャした。
A明日、2人だけか万を入れて話出来る?

これで何の内容か分かるはずだ。
歯を磨いてると、電話が鳴った。
百だ。

『もひもひ。ひょっひょまっへ。』

保留にして、うがいをしてから電話に出た。

･･･「あはは。可愛かった。さっきのA。」

『ごめん。歯、磨いてて。』

･･･「あ、もう寝る？」

『ううん、良いよ。』

･･･「オレ、楽しむ気分じゃなくて、1次会終わってから帰ってきちゃった！」

『そっか･･･』