“アイナナ警察2” （襲う不安と心配） 2 〜百side〜 ページ40
いや、記憶にあるからか？
どっちなんだろ？
色々考えて、頭がグルグル。
「わ･･･っ！あ、ありがとう、一織くん。」
「いえ。いつもは、十さんの3倍物を落とす人間が、もう一人いるんですよ。気になさらないで下さい。」
「一織！誰のこと言ってるんだよ！」
「おや、ご自分の自覚がありましたか？」
お弁当を落としかけた龍之介と、一織と陸の会話にハッとして慌てて弁当を掻き込む。
急いだせいで咳き込んだ。
「だ、大丈夫ですか！？」
龍之介が背中をさすってくれて、ももりんをくれた。
「ももりん、ご飯は急いで食っちゃいけねえんだぞ？」
環の言葉に、やっと落ち着いたオレは笑った。
「あはは！環は偉いな〜！ちゃんとゆっくり食べるよ！」
「何かと別の事を気にされてるから、むせるんじゃないですか？」
天の言葉にピタッと笑顔が固まった。
【ここで言わなくても･･･】
ギギギとユキの方を見ると、楽と楽しそうに話してる。
何話してるんだろ。
みんなと一緒で楽しいのに、少し寂しい。
それはAと会えてないのも手伝っている。
「別のこと？ヤマさんとAっちが２人きりが嫌だったんじゃって、そーちゃんが言ってたけど、それ？」
「バ･･･っタマ！」
【え？】
環を見ると、環の口を手で覆っている三月と大和が、焦ったような表情をしていた。
【なに、それ。】
聞いてない。
大和と２人きり？
「･･････いつの話？」
「いや、百さん！違います！寮だったしオレらもいました！」
「そうですよ！三月の言う通りです！それに大和さんは、お姉ちゃんに･･･っ」
「七瀬さんも大勢の前で言う事じゃありませんから！」
今度は一織が陸の口を手で塞ぐ。
寮だったって、先約の時？
だって、それ以外に考えられない。
あんなに２人きりに、ならないようにしてくれてたと思ってたのに。
「大丈夫ですよ、百さん。Aさんは、どう見ても百さんしか見てませんよ。」
一瞬思考が止まって真っ暗になった景色に、天の言葉が響く。
ゆっくり天を見ると、少し心配そうに笑っていた。
「だ、大丈夫！Aとは相思相愛だしさ、気にしないって！」
笑って言うと、周りがホッとしたのが分かった。
【何で、大和の気持ちを分かってるのに２人きりになったんだろう。】
信じてるけど不安になる。
でもAにも相思相愛って言っちゃった手前、聞きにくい。
信じてないみたいで。
誰にも悟られないように小さく息を吐いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
