過去の幕開け 〜百side〜 ページ25
おもちゃ売り場で、おままごとセットを見てると、親子連れが同じように見ていた。
「ママ、あれ買ってー！」
「家にあるでしょ？誕生日まで我慢しようね。」
「おもちゃの鍋ないもん！じゃあパパに聞く！あっちいるよね！」
「パパは買っちゃうな･･･困ったなぁ。」
「パパー！」
パパが大好きな女の子は、ママの手を引いてパパを探しに去っていった。
【オレも子供が出来たら、何でも買っちゃうかも。】
それでAに怒られそうだな、なんて思って苦笑いしながら、おままごとセットに鍋の玩具も手に取る。
他にも何かないかなと思いながら歩いてると、今度は小学生低学年位の男の子が1人で唸ってる。
週末に１人なのが珍しくて声をかけた。
「どうしたの？」
「あっえと･･･」
ビクッとして困ったような顔をする。
オレの事知らなかったら、ただの怪しい“お兄さん”だなと思いながら男の子の視線の先を見ると、化石発掘セット。
「へぇ、面白そう。どうやるの？」
手に取って聞くと、目をキラキラさせて使い方を説明してくれる。
かわいいなぁ。
「すごいんだよ！出てきたのを集めてるの！でも多分そろそろ同じの出てきちゃうから買うか迷ってて･･･折角お小遣い貰ったのに。」
「あはは。そりゃ迷うねー！そっか。面白そう！オレも買ってみようかな？」
「本当？･･･あれ？2つも買うの？」
「うん、1個友達にあげようと思って。」
「そっか！たぶん楽しいよ！」
「ありがとう、じゃあね！」
手を振ってレジで買うと、発掘セットを2つ買った特典で、ミニサイズの化石を貰った。
さっきの男の子を探すと、まだ発掘セットの前で悩んでる。
「さっきはありがとう。教えてくれたお礼に、これ貰ってくれる？」
そう言って、特典のミニサイズの化石を見せた。
「えっ！さっきのお兄さん！いいの！？あ、ありがとう！」
「じゃあね！」
笑って手を振った。
あの子はRe:valeを知らないんだな。
まだまだだなぁと思いながら、了さんちへ向かった。
【これからする会話は多分、Aは知ってると思う。】
特別介入してこないし、Aにとっての成長は分からないけど、オレが知ってる感じだと特別な出来事という出来事は思い当たらない。
バンさんの調べた事によると、両方あって初めて記憶がなくなるかもってあったし。
【でも、それが合ってるとも限らない。】
人の記憶だから逐一確認した方が良さそうだな。
深呼吸して、了さんの家のインターホンを押した。
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
