先約の相手 5 ページ17
【OH･･･。･･･じゃないよ！？】
「今日さ、Aと２人きりで話があって来てもらった。･･･誰も聞き耳立てんなよ。」
【は？話するのは分かってるけど、２人きりとか聞いてないよ！？】
わざわざ２人きりにならないようにしてきたのに！
陸が青ざめた表情で、金魚のように口をパクパクしている。
「ちょ･･･！？大和さん！？おね･･･ちゃ･･･」
「おっさん！聞き耳って何だよ！」
「そうだぞヤマさん。誰も盗み聞きなんかしねーって･･･」
「四葉さん、深い意味に捕らえられないなら黙って下さい。」
「は？深い意味って何だよ？」
「ややこしくなるので、黙って食べてて下さい。」
いおりんとたまちゃんの会話が止まると、そうちゃんが口を開く。
「あの･･･何か大事なお話されるんですよね。まさか先輩に、て、て、手を･･･」
「ワオ！略奪愛ですか？」
「ちげえよ。」
ヤマさんが引きつったような顔で睨んだ。
「おまえらが想像するような事はない。ソウが言うように、大事な話をするだけ。･･･だからさ、警戒しないで後で部屋に来てくれないか。」
ヤマさんが真っ直ぐ私を見た。
いや、皆、私を見ている。
警戒らしい警戒は、そこまでヤマさん相手にしたことはないんだけど。
コクリと頷くと、ヤマさんがホッとしたように息を吐いた。
「A、一応メンバーの誰かにすぐ電話かけられるようにしとけよ？すぐ飛んでいくから！」
「い、一応百さんに電話しますか？」
「OH、ソウゴ、修羅場ですね？」
「おまえら、俺を何だと思ってるわけ？」
「悪人面のおっさん。」
「OH、下ネタ多いですね？」
「確かにアダルトな会話、よくされますよね。」
一「失恋を引きずってる女々しい所もある人ですね。」
陸「ビール大好きな優しい人！」
環「猫舌！」
【ぅわぁ･･･】
「リクとタマ以外、覚えてろよ･･･」
ヤマさんがプルプル震えた。
片づけ終わって皆が心配そうな目、又は好奇の目で見られながらヤマさんの部屋へ入った。
ナギがいれてくれた紅茶とヤマさんが自分でいれたコーヒーがのったトレイを持って、勧められたクッションに座る。
コツンと音がする。
明らかにドア。
「あいつら･･･」
ヤマさんがため息をついてドアを開けると、ナギと陸がなだれ込んだ。
バタンとドアが閉められてヤマさんが出て行く。
少ししたら戻ってきた。
「あいつらもう、聞き耳立てないってさ。」
『何て言ったの？』
ヤマさんは真っ直ぐ私を見て口を開いた。
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
