殺伐とした部屋 3 ページ8
「おかりん、ヤス。今すぐテキーラ持ってきて。素面でいたら発狂しそうだ。」
「無理です。仕事前です。」
『おかりんに賛成。』
百と千が睨み合ってる。
【これで、仲は深まるのにな･･･】
目の前で見るのは意外と辛い。
百が月雲了の機嫌を取っておくターンだと言った。
「ユキもAも、了さんを怒らせただろ？」
「Aに聞いたのか。」
「それだけじゃない。怒りスタンプと知恵の輪のスタンプとわらび餅スタンプが、5時間に渡って順番に送り続けられて来た。知恵の輪とわらび餅って何？」
「さあ。心当たりない。」
今、千の眉動いたよね。
絶対覚えてるでしょ。
悶死しろって言ったの！
「とにかく、これからは機嫌を取って、慎重に舵取りしていかなきゃ。週末、謝りに行ってくるから･･･」
「は？謝る？なんのために僕とAが出て行ったんだ？」
「こっちが聞きたいよ！？」
千が百に、一番先に万にデモを聴かせようとした嫌がらせかと言い出した。
百が目を見開いて固まっている。
それを見て千も目を見開いた。
千の視線が私へ向く。
「初めて言ったっけ･･･？」
私がコクリと頷くと、百が私の方を見る。
「･･･初めて聞いたし、ショックだし、それくらいのことでユキに嫌がらせすると思われていたのが1番ショックだよ！！」
おかりんが止めるも、百と千の言い合いも考えの食い違いも終わらないし変わらない。
「僕は気に食わない奴に媚びてまで、自分の立場を守ろうとは思わない。Aだって、そうしていない事くらい知ってるだろう。きっと、万もそうだ。」
「･･･今、わざと言った。」
「そうだよ。モモにも同じように思って欲しかった。だけど、これは押し付けだろうね。尻尾を振って機嫌を取ってくればいい。そうやってモモが用意してくれた、ふかふかの王座の座り心地は最高だろう。そんな場所に僕はいないけどね。･･･Aにだって、そのうち見限られる。そうだろ。」
「･･････っ！」
百がビクッとして、泣きそうな目で私を見た。
【千、今のもわざと言った･･･】
小さく息を吐く。
『それを決めるのは千じゃないよ。』
「わかってるよ。」
スタッフから呼ばれて、おかりんが返事をした。
「話し合いは後にしましょう。」
「もうしないよ。」
「･･････そうだろうね。･･･でも。」
百と目が合う。
先の事は言えない。
『今は切り替えよう。』
そう百に言って、おかりんに見送られてスタジオに入った。
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
