万への告白 2 ページ35
それに、百が話をした後の万の反応はわかってたけど、これを見せた後の反応は知らなかった。
でも、付き合いが長いから予想はつく。
怒る事はないと思ってた。
「千だからな。ヤスがこういうの書いてたら、さすがに落ち込むけど。」
『そもそも想像しない。』
「分かってるよ。」
万が笑って、百の頭に手を伸ばす。
優しく撫でて愛おしそうな表情をした。
「百くんの夢も、千のこれも、２人が苦しんだからこそだろう？だから色々大変だっただろうけど･･････。頑張ってくれて、ありがとう、百くん。」
百が顔を赤くして、キュッと口を閉じて、千と私を見た。
心が温かくなる。
百の気持ちが分かる。
千がとても優しそうな、嬉しそうな笑みで言った。
「モモもヤスも凄いだろう。」
百が、千のその言葉に焦ったように千と私の腕をとって、万の前に出された。
【私も巻き込まれるのね。】
まあ、そうだよね。
気づけば、百の手と唇が少し震えてる。
百が、私と千を褒めてと言った後、唇をキュッと結ぶ。
泣きそうなのを堪えてるんだ。
知ってるけど。
わかってるけど。
百の手をキュッと掴んで、手をつなぐ。
百が驚いたように私を見て目が合うと同時に、万の手が千と私の頭を撫でる。
雑。
『･･･もう、ぐしゃぐしゃ･･･』
「あはは。知ってるよ。２人共、えらかったな。」
百と手を離して髪の毛を整える。
百も笑いながら手伝ってくれて、目があって笑った。
「じゃあ、また。」
万が笑って礼をして去ろうとするのを、百と千が同時に引き寄せた。
抱きしめて２人が良い笑顔で言った。
「バンさんも！」
「万も頑張ったね。」
万は驚いたように目を見開いた後、声をあげて笑った。
懐かしい笑い方だ。
一緒に音楽をやっていた時に、よくこんな笑い方をしていた。
【一緒にいたから分かるって、やっぱり嬉しい。】
「ヤスもおいで。」
百がニコニコして腕を広げた。
素直に行くと、ギューッと抱きしめられる。
ちょっと恥ずかしかった。
端から見たら、何やってんだって感じだけど、4人とも笑っていた。
“アイナナ警察2” （記憶にある未来） 〜百side〜→←万への告白
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ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» if･･･九条天、公開しました！のんびり更新で申し訳ないですが、良ければどうぞ＾＾ (2019年8月1日 1時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 分かりました！気長にお待ちしております((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ (2019年7月22日 3時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» ありがとうございます＾＾どれかキリがついたら出そうと思います！ (2019年7月17日 3時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
エレノア(プロフ) - ミズ ミズさん» 出来るんですか！？凄く嬉しいです！幾らでも待ちます！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 3eb5819514 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - エレノアさん» エレノアさん、天くんsideは作成出来そうです。ただ、もう少し練った上で公開させて頂いてもよろしいでしょうか？ (2019年7月12日 0時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月22日 8時
