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聞きにくいことだけど、と思いながらもある程度詳しく聞いた。
Aが、前世の夫婦生活を思い出して気持ち悪いと言った。
【ん？･･･あれ？】
なんか心がズーンとする。
なんだ、この嫌な感じ。
『･･････っ』
青ざめてうずくまってるAを見てハッとして慌てた。
「A、悪い！言わなくていいから。」
背中を擦ると少しずつ肩から力が抜けてく様が見て取れた。
ホッとする。
「あの、さ･･･ちょっと言いにくいけど、そういう行為に嫌悪感を持ってるか、でなきゃその人との事に生理的に拒否反応してるかだと思うけど･･･どう？」
『どう？って･･･分かんない･･････』
困ったように言うA。
･･････Aは、まだ百くんが好きだよな？
両想いなはず。
「相手が百くんなら？」
『え？･････････えっ！？』
【あ、やっぱり。】
一瞬にして顔が赤くなった。
でも、ちょっと見たくない。
･･････ん？何で見たくない？
疑問に思うも、すぐ切り替える。
「じゃあ、千。」
『は？･･･げ。怖っ。』
赤かった顔が一瞬にして青ざめる。
面白い。
ホッとした。
何となく思った事が、口をついて出た。
「じゃあ･･･俺。」
『は？･･････はぁ？！』
思わず席を立ったAに驚く。
唖然としているAに、何かを考えている表情は見当たらなくて思わず声をあげて笑った。
「あはは。良かった。気持ち悪いまではないんだ。そうだよな、何回か抱きしめてるしな。」
『ちょ･･････っ万！！』
ああ、顔が赤い。
かわ･･･
【･･･ん？いやいや、まさか。】
「そういうことだろ？その人とのスキンシップが気持ち悪いんだ。俺が思うに、Aは意外とスキンシップ嫌いじゃないと思うよ。気持ちの距離が近い人には特に。でもその人は自分とは近くないのに思い出してしまった。だから嫌なんだ。」
『でも、前世の私なのに･･･感情は受け継がれないのに。』
「だからだよ。感情がないまま、そういうのは嫌なもんだよ。千は以前は相手に興味ないままだったけど、Aを好きだって自覚してからは全くなくなった。Aに対する誠実さだと思ってるかも知れないけど、本当は千だって興味ある相手がいいに決まってる。」
Aの頭をなでた。
『また気持ち悪くなりそうだったら、どうすればいい？』
気持ち悪くなりそうだったら？
そんなの･･･
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ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか？万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですｗ (2019年7月2日 6時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます！待っていました！！読んできます！！ (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月16日 10時
