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野外ライブの日、Aが差し入れを持って見に来た。
スタッフに指示しながら、紡さんはドーナツを手にとってお礼を言って行った。
「サンキュ。･･･うん、うま。」
『良かった。忙しそうだね。』
「まぁね。･･･ていうか、開始3分で完売すると思わなかった。」
『５度見ね、面白かったよ、あの場面。』
現実に見てもいないのに。
面白い言い方だな。
「完全に視聴者目線で言ってるな？」
『元、視聴者ですから。』
まぁ、そうか。
ドーナツを食べながら聞く。
「今日雲行き怪しいんだよな･･･元視聴者さんから見て、今日は成功する？」
『へー。珍しい。聞いて後悔しないの？』
「ウッ･･･」
後悔するような内容なの？
皆頑張ってたから･･･と言うと結果は大成功だとAが笑う。
「結果は･･･って、そういう所意地悪いな･･･」
『えー･･･だって言ったら面白くないでしょ？』
「まぁ確かに。」
ありがとうの意味を込めて笑ってAの頭にポンと手を当てた。
その時、Aの後ろで大声が聞こえる。
「「「「「「ええええええ！？」」」」」」
IDOLiSH7の方だ。
『･･･なんか盛り上がってるね。』
Aには聞こえなかったのか。
九条くんの初恋がAって聞こえたけど。
「あはは･･･皆いい年頃だから。」
『万、その言い方、おじさんみたい。･･･社長じゃない方。』
おじさん。
落ち込むなぁ。
「俺はまだ若い。」
『おじさん〜私より4歳も上じゃん。』
「4歳“しか”上じゃない。」
『･･･譲らないね。』
「譲らないよ。よし、食った。A、ライブ楽しんでいけよ。」
手を振って歩く。
そこで譲ったら、まるでAを好きなのも否定されてる気分になる。
4歳差位で恋愛対象から外されたら、たまったもんじゃない。
「ねぇ、お姉ちゃんって好きな人いるの？」
大「リク！」
話が聞こえて思わず立ち止まった。
百くんへの感情はファンだと言った。
千は、ないらしい。
あれから好きな人がいるとか聞いてない。
いたら、どうするんだ俺。
『いるよ。誰かは立場上言えないけど。』
【え？･･････いるの？】
誰。
知らない。
俺の知ってる人？
「･･･さん？大神さん！？」
ハッとして呼びかけられた方を見ると、紡さんだった。
「大丈夫ですか？真っ青ですけど。」
「うん。どうしたの？」
「あの、この照明なんですけど･･･」
紡さんの話に答えながら、Aに好きな人がいるという事が頭から離れなかった。
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ミズ ミズ(プロフ) - 南雲藍琉さん» キャラ掴み出来てますか？万の口調は千相手と夢主相手だと、ちょいちょい変わるので、ちょっとドキドキですｗ (2019年7月2日 6時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
南雲藍琉(プロフ) - 万さんの小説ってだけでだいぶキてます。供給ありがとうございます……。 (2019年7月2日 0時) (レス) id: 95a4309a02 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - 麗妃さん» お待たせしました！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ミズ ミズ(プロフ) - あいすさん» 読んでいただきありがとうございます！よろしくお願いします！ (2019年6月30日 12時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
麗妃(プロフ) - 万さんルートありがとうございます！待っていました！！読んできます！！ (2019年6月30日 11時) (レス) id: d59234d3e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年6月16日 10時
