“アイナナ警察2” 11 〜千side〜 ページ42
各々帰る。
Aを送りながら話した。
モモとは結局仲直りしてない。
家も汚い。
帰りたくない。
「A、泊まっていい？僕の家、帰りたくない。」
『ええ？片づけた方がいいって。』
「一緒にやってくれる･･･？」
Aは、ちょっと考えた素振りの後、笑って言った。
『百と仲直りしよう。私もちょっと避けられてたから話してないし。ね？』
「いや、でも･･･」
『･･････百と仲直りしないと、私の家は泊まらせません。』
「えー？じゃあ僕の家に泊まって。今から行こう。」
『百と仲直りしないと、千の家も泊まりません。』
「ひどい･･･」
『どっちが。明日は千はオフでしょ？ゆっくり片づけてて。私は明日の夕飯、みっちゃんとヤマさんの手料理ご馳走になるから。送ってくれてありがとう。』
Aのマンションのエントランスで、Aがそう言って手を振った。
【うわ、本当に泊まらせてくれないのか。】
こういう所、頑固。
意地悪。
･･･仲直りすればいい話だけど。
明日は、Aはドラマでモモはアイナナ警察2。
家に帰って、部屋の有様に滅入りながらも、片づけする気にもなれずに、お風呂だったり色々してから寝た。
・
翌日。
たっぷり寝た僕は、リビングに行くと、やっぱり気が滅入って片づけする気にならない。
“百と仲直りして。”
仲直りしないと泊まらせてくれない。泊まってくれない。
部屋も片付かない。
･･････モモの私物の段ボールをずっと見るのも傷つくし。
楽百さんと話し合って下さいね?仲直りの報告、待ってます。
天千さん、言いたい事キチンと言ってください。世の中言わなければ伝わらない事ばかりですよ。ツーカーなんてものの上に胡座をかかないで下さい。
【天くんは相変わらず容赦ないな･･･。】
クスリと笑う。
龍百さんの様子がおかしかったのは分かります。俺で分かる位だから、千さんもAちゃんも分かってるでしょうけど、仲のいいRevale期待しています。
TRIGGERは年下なのに、心配かけてしまったな。
軽く息を吐いて、身支度を整えて、車のキーを持った。
モモの撮影現場に到着。
スタッフのお疲れ様でしたという声と共に、モモに声をかけた。
「ユキ･･･」
「モモ、僕の家、来ない？」
「行きます！！」
即答。
思わず笑った。
「良かった。僕１人じゃ、片づける気にならなかったんだ。」
僕が運転する車で家へ向かった。
“アイナナ警察2” 12 〜千side〜→←“アイナナ警察2” 10 〜千side〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
