“アイナナ警察2” 5 〜千side〜 ページ36
午前中の仕事が終わって午後にアイナナ警察2の撮影。
最初は外で撮って、戻ってきてからスタジオで撮影。
Aは隣のスタジオでドラマ撮影。
楽くんは今日がやっと初日。
また今日も食事行こうって言われた。
「嫌ならバシッと言ってくださいよ。」
「嫌って訳じゃないんだけど･･･」
Aとも一緒にいたいし、楽くんと２人だとモモが気にするし。
楽くんは困ったように頭をガシガシかいて一息つくと、
「じゃあまた誘います。」
と言って、ラビチャを始めた。
次第に柔らかくなる表情。
相手はマネ子ちゃんか･･･
楽くんはマネ子ちゃんに一途だな。
その気持ちは分かる。
僕のように報われたらいいねと思っていると、視線を感じてそっちを見る。
天くんだ。
「何？」
「いいえ。」
天くんは小さく息を吐いて近くにいるモモの所へ行った。
【モモは僕と楽くんの話を少なからず聞ける距離にいつもいるから、いじらしいよね。】
そっちの方を見ると、食事に行くとかの話をしている。
スタジオの出入り口に人影が見えて視線を移す。
Aだ。
そっちに足を向けると同時に、天くんが言った。
「ボクも行きたいなぁ千さんの家。今日どうです？･･･Aさんも行こうよ。ね？」
「『え？』」
【え？】
足を止めて天くんの方を見た。
僕の家？
今日？
「ご都合如何ですか？突然ですけど。」
天くんが笑顔で僕を見て聞いてくる。
「別にいいよ。」
「じゃあ決まりですね。」
僕の家での食事会が決定した。
龍之介くんが楽くんに食事会の旨を伝えてる。
急に色々な事が動いて唖然としていた。
『私、不参加じゃ駄目かな。』
「「「駄目。」」」
僕とモモと、何故か天くんが口を揃えた。
Aと一緒にいたいし、何より、Aといるとモモが少し構ってくれる気がする。
いや、違う。
モモが気にしてるのが、万がいた頃のRe:valeだからだ。
Aにアイナナ警察2に関わって欲しくないから邪魔しにきてるのか。
今日の食事会では、モモとAとも一緒だ。
久しぶりで3人揃って僕の家で食事。
他にもいるけど。
【あ、元々は楽くんと僕の家で食事するんだった。】
「楽くん、何か食べたいのある？」
聞くと、楽くんは嬉しそうに、パアッっと笑った。
あれ、可愛い所あるじゃん。
「えと、じゃあ和風料理が食いたいっす。」
「そう。分かった。」
食べれないものを聞いて頭の中でレシピを考える。
Aの意見も聞いて、食材を買ってから帰った。
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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
