“アイナナ警察2” 2 〜千side〜 ページ33
呆れた様な顔で言う天くんは、だいぶ年下だけど、Aが時々、仕事に対する姿勢を尊敬してると言った事もある位だから、相談相手としては正解かな。
今の僕には合ってるみたい。
時々相談に乗ってもらおう。
「千さん、２人で飲みに行きませんか。」
皆が撮影中で、僕が待機中の時に楽くんが言った。
「いいよ。」
そうね。
僕の相棒役なんだから、そういうのも良い。
演技の話をする事が多いから、もっと聞きたいことがあって、時間が足りないと言うことだろう。
「いつにしますか？」
･･･いつ？
【飲みに行くのに、今日じゃないのか。】
モモは大体、その日か次の日だったりで、その場で予約だったり勝手に決めてる事が多い。
Aとも、デートなら少しは約束とかしたりするけど、食事や飲むのは次の日だったりが多い。
思い立ったが･･･というタイプのモモといるせいか、僕だけでなくAも引きずられるように、そうなっている。
しかも計画を立てるのは、決まってAかモモ。
「いつでもいいよ。」
「本当っすか！？都合良い日あったら言ってください！」
「わかった。」
物凄く嬉しそうな楽くんは、笑顔のまま皆の撮影を見ている。
いつでも良いと言ったのに、今日じゃない事に不思議を覚えるも、まあいいかと思った。
そのうち勝手に決まるだろう。
そう思っていたのに、中々決まらなかった。
【明日、Aが帰ってくる。】
短いようで長かった3日･･･いや、正確には明日で4日会えてない。
声も聞けない。
「会えないってしんどいよね。」
「え？･･･誰とですか？」
楽くんが不思議そうな顔して聞いてきた。
Aだろうなという思考はないのか。
まあ地方撮影って知らなきゃ、会ってないとは思わないか。
Aは帰って来たら、なに食べたいかな。
バーニャカウダやカプレーゼが好きだから、イタリアン。
明日一緒に食べれるかな。
柄にもなくウキウキしている自分がいる。
「パスタって何が好き？」
途端に楽くんが嬉しそうな顔になる。
「行きますか？飲みじゃなくて食事にします？」
「いや、何でもない。」
Aに作るのだから、いつもと変わったのもいいなと思って言っただけだった。
違うようにとられたらしい。
「え？行きましょう。」
本当に楽くんは、結構グイグイくる。
「作ろうと思ってただけだから。」
「千さんの家っすか？宅飲みもいいっすね。」
良いけど。
なぜそうなる。
でも悪い気はしないかな。
“アイナナ警察2” 3 〜千side〜→←“アイナナ警察2” 〜千side〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
