1番好きな曲 〜千side〜 ページ25
「“Mission”の主題歌“NO DOUBT”を含んだベストアルバムが発売予定とのことで！Re:valeの5年の歴史の中で、たくさん歌を歌ってきたと思うけど、1番好きな曲は？千くん。」
番組の収録で下岡さんが聞いてきた。
「今は“NO DOUBT”かな。歌詞もいいし。」
「最新曲だもんね！ヤスさんは？」
『難しいな。でも私は“TO MY DEAREST”ですね。冬の曲だけど。』
「バラードいいよね！百くんがRe:valeで1番好きな曲は？」
「えっ、はい。なんの好きな曲？」
「あはは！Re:valeの曲だよ！」
「“未完成な僕ら”･･･。じゃなかった！オレたちのだよね！“SILVER SKY”かな？5周年の思い出の曲！」
「僕もあの歌、好きだよ！千くんと百くんとヤスさんの好きな曲の詰まったベストアルバム、楽しみだね！」
【“未完成な僕ら”･･･】
下岡さんに曲紹介されて歌う。
そういや万もAも言ってたな。
モモは、未完成な僕らが好きだって。
Aが初めて作曲して後押しされて完成した曲。
Aが作曲して、初めて曲に色がついた気がした。
モモからのファンレターで、初めて、完成したと思えた。
それまでは、ずっと直しに直しを重ねて、曲が完成する気もなかった。
毎日ちょっとずつ変えて。
それでも納得しなくて。
【あれは･･･Aとモモがいて、やっと完成した曲だ。】
忘れていた。
僕にとっての、あの曲の原点。
胸がいっぱいになった。
モモと、仲直りしよう。
言い過ぎたと。
心配だったと。
どう言えば上手く伝わるんだろう。
考えながら映画の撮影へ行った。
〜Aside〜
千が映画の撮影に行った後、私も荷物を持って仕事に行こうとした。
「･･･A。時間ない？」
『えと、10分位なら、いいよ。』
百に呼び止められて止まる。
何か聞きたそう。モジモジしてる。
『･･･千の事？』
弾かれたように顔をあげる百。
『千が言ったことが気になる？百が用意した椅子に千はいない、って。』
百が頷いた。
最初からずっと百は、千や私に黙って裏で色々やってきた。千が喜ばないって分かってて、無理してきた。それを知って私とケンカした事もあった。
それを言うと、百が苦笑いした。
『大丈夫だよ。百が私たちを大事にしてくれてるのは知ってる。後は、百にも自分自身を大事にして欲しいだけだよ。体だけじゃなくて心もね。･･･千も反省してるから。聞きたかったのは、千がどう思ってるかって事？』
百が頷いて、ありがとうと言って笑った。
消火器への謝罪 〜千side〜→←モモと喧嘩の始まり 3 〜千side〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
