NO DOUBTのMV撮影 4 〜千side〜 ページ19
自分の思い通りになんでもなる彼女なんて、つまらないと思ってしまうのは、Aを好きになったからだろうか。
元々自分のない女は好きではないけど。
うん。なんでも僕に合わせようとするような人とか。
だから、逆になんでも僕を思い通りにしようとする人も好きではないけれど。
【モモとAの為なら出来ると思えるのは、やっぱり２人は特別だからなんだろうな。】
不思議だな。
CDの撮影もする。
Aの写真、色気があってキレイだ。
どうせなら３人で撮りたかったな。
「これ、僕に一枚くれる？」
カメラマンに近寄って聞くと、男性カメラマンはビクッとして、コクコク頷いてくれた。
「ありがとう。焼き増しよろしくね。」
ファンの子達と同じモノだけど、写真が増えた。
ホクホクしながら･･････しながら･･････
･･････してたのに。
「明日、絶対筋肉痛･･･」
Aが、明後日に来ないといいねとか言う。
ひどい。
Aの家に最初に送った後、モモが言った。
「明日の朝のレコーディングの後さ、お昼、あのカフェで食事しよ。Aと完璧に変装してさ。サプライズで！」
「ああ、別にいいけど･･･午後の撮影に間に合えば。」
「３人ご一緒なら迎えに行きましょうか？」
「おかりんは、明日はAに付かないの？」
そう聞くと、おかりんが答える。
「ヤスさんお一人のお仕事じゃないですからね。ドラマの現場マネージャーが付きますよ。」
「Aは、変身前だから、バレるバレないないもんね！」
モモがそう言って笑った。
・
次の日の朝、モモと仕事なのに。
お昼、サプライズとか言ってたのに。
【起きれない･･･痛い･･･】
体中がきっと筋肉痛。
腰も足もお腹も背中も腕も筋肉痛･･･
モモからモーニングコールがあるも、腕が痛い。
出たくない。
そうこうしているうちに、モモが家へやってきた。
「ユキ〜！起きて〜！朝一の仕事！！遅れちゃうよ！？」
「･･････モモ。･･･休もう。カフェも無理。今日は動けない･･･」
「だぁめだって！カフェ予約しちゃったし！仕事！！」
モモが僕の腕を掴む。
悲鳴にならない悲鳴が、口から漏れた。
モモがキョトンとして、あー･･･と呟いてるけど、痛いものは痛い。
「ユキ、筋肉痛？」
「･･･そう。モモはよく平気だね。」
「オレは普段からジム行ってるから。でもオレも体、バッキバキだよ？ユキ程じゃないと思うけど。」
結局モモに逆らえず、仕事へ行った。
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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
