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星影暴露計画 〜千side〜 ページ11

楽屋に行くと、モモとツクモが話をしていた。

後輩の情報を売る?
僕を説得?
大和くん?

「・・・なんの話?」

ツクモが僕とAに挨拶するけど、どうでもいい。

「モモ、なんの話だ。」

ツクモが、千葉サロンの暴露をモモが手伝ってると言う。

【・・・信じられない。】

Aを見るも表情が変わっていない。

知ってたのか?
まさか。

・・・知ってたなら本気じゃない?
それともツクモがいるから、関係ないと思ってる演技か?
どっちだ?

「・・・本気なのか、モモ・・・」
「・・・っ、黙っててごめん!でも、わかって!ユキのためなんだ!」

モモが僕の腕を強く掴んだ。

【本当に本気なのか?】

信じたくない。

「モモ・・・。腕痛いよ。」
「うまくやっていくためには、長いものに巻かれなきゃならない時もある!頼むから、そんな目で見ないで!」

モモが小さく殴って、と言った。

【!!】

「・・・触るな!」

モモの腕を払った。

「・・・っ、ユキ・・・!」

「ワオ!すごいな!Re:valeの生のケンカなんて、2人で見物するのが勿体ない位だ。」

「・・・っ!出て行けよ!」

「ええ?これからなのに?」
「うるさい!出て行け・・・!」

ツクモが出て行こうとすると、Aが追いかけようとする。

何で。
毛嫌いしてただろう。

「ヤス、どこ行くんだ。」

『・・・すぐ戻る。』
「ヤス!」

・・・・・・理由があるのか?
僕の知らない所で、何が起こってるんだ。

モモを振り返ると、モモがドアの方へ向かって急に思い切り泣いた。

「・・・あの・・・」

なにが、どうなってるの。

「もういいよ。大丈夫。」

ケロッとしたものの、心配そうにドアに耳をあてるモモ。

ああ、Aを心配してるんだ。
僕と同じように。

それだけで、ホッとした。
僕が知ってるモモだ。
それと同時に、何故かAならうまくやるだろうと思えた。

そのまま伝えると、納得したように頷いて、さっきの説明をしてくれた。

「大和くんに暴露させるとか、本気じゃないんだろ?」

今度は安心して聞けた。

「オレが、バンさんがかわいがってて、Aが大事にしてる子たち、売るわけないじゃん!でも暴露の動きがあるのは本当だ。」

ビッグネームが関与してて、先手を打って説得出来るかもと説明された。

「予想はついてる?」

「何人か・・・。1人はガチでビッグネームだった。」

「・・・誰?」

「大女優の朝宮巴さん。志津雄さんの奥さん。」

【!!】

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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます!気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます^^気をつけながら頑張ります! (2019年8月5日 8時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miz | 作成日時:2019年5月31日 8時

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