新しい派閥･･･？ 2 〜千side〜 ページ7
「何か･･･今なら何でも出来そうな気がする。」
『え？どうしたの？』
「ヤスは、僕がどれだけヤスを好きか、分かってるから疑った事がないんでしょう？」
『は？』
「え？違うの？」
モモは「信頼関係抜群のカップル！」と狂喜してるけど。
Aは何故か呆れたような顔。
『自分で気づいてないの？』
「何が。」
『週刊誌に、女の人と撮られる度に“これ誰？”って聞いてるの。名前を言っても分からない人が大半。分かる人は、説明自分でしてるじゃない。』
【そうだっけ？】
「ああ！してたしてた！ユキ、ヤスの事、大事にしてるなーって嬉しかった！」
『あれは誤解されるのが面倒なんでしょ？』
「そんな事ないよー！ユキはずーっとヤスが大好きで、付き合ってない時からメチャメチャ迫っててさ。オレ、太刀打ちできないって思ってたから！」
モモがウインクしながら言う。
僕も前は、モモに太刀打ちできないと思ってたんだけどな。
「今だから思うけど、ヤスがユキの事怖いって結構言ってたのって、ユキがヤスの前でだけ男の顔になってたからでしょ？でもさ、週刊誌のユキはイケメンだけど、ぜーんぶ男の顔じゃないの。オレ分かるよ？ユキもヤスも、ずーっと見てきたから！」
「獲物じゃないからね。」
「『獲物って言っちゃダメ！』」
「えー？」
自分のモノにしたい衝動って、そういうもんじゃないの？
「ヤスだって、最初からユキが怖かった訳じゃないでしょ？」
そういえば。
いつ頃からだっけ？怖いって言われ始めたの。
『そうだね。私によく構うようになってから･･･ああ、万が言ってた9年位前とかと一致するかも。』
「ああ、ユキの片思いの始まり。」
「ああ、僕に落ちない子がいるなんて思ってなかった時。」
『最低。』
「さっすがユキ！結局みんな落ちちゃった様なもんだもんね！」
「まあね。」
でも落ちないから余計に知りたくなって気になって･･･こんなにハマると思わなかったな。
僕に落ちないからこそ、僕らのメンバーになった訳だけど。
「でも別れないけど結婚の約束は認めないってヤスに言われた。」
「プロポーズしたの！？」
「何度もしてるよ。結婚しようって。」
「いや、そうじゃなくて指･･･うぐ･･･」
Aがモモの口を手で押さえた。
何かコソコソ言い合ってる。
モモは、何を言おうとしたんだろう？
その後、楽屋で着替えてる時にモモが言った。
「ユキ！プロポーズでサイト検索！モモちゃんに言えるのはそれだけ！」
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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます！気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます＾＾気をつけながら頑張ります！ (2019年8月5日 8時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月31日 8時
