NO DOUBTのMV撮影 2 〜千side〜 ページ17
ヘリポートの撮影の時にAが来た。
今日、朝倉さんと話するって言ってたから、その報告だろうなと思ったけど僕は話が聞けず、モモに任せた。
パソコンが多く並べられた場所での撮影は順調ですぐにAの家へ行く。
大和くんの話会で、星影暴露計画が進行している話をして、TRIGGERと食事をした。
曲も完成できて、アルバムに入れる曲も選別して。
【大和くんが帰ったのに、全然家へ来ない。】
不満もありつつ、モモもAも忙しい現実に仕方ないかと思ったり。
志津雄さんと奥さんの会食も、Aが奥さんを少し責めるような感じになったのにはヒヤッとしたけどフォローした。
「申し訳ありません。ヤスって、人付き合いが苦手で。自分で思ったことを隠すのが上手じゃなくて、だから時々辛口になるんです。」
「あら、そう。」
「だから、飲み会とか全部断っていて、もう、大先輩に失礼な物言いをして、本当にすみません。よく言っておきます。」
Aは正しいと思った事を言っただけなのに。
モモだって分かってるはずだ。
「あの・・・失礼ながら発言させていただいても?」
「なんだ?千くん。」
「千葉サロン暴露をすれば、自ずと朝宮さん自身にも被害が及ぶのでは?」
「ユキ!」
モモは分かってるだろうに。
僕よりも人の心の機微に長けているんだし。
そう思ってモモを見ると、うう・・・と言いながらため息をついてる。
別に睨んじゃいないと思うんだけど。
モモは朝宮さんの方を見て言った。
「あの、ヤスが言った事も含めて失礼を承知で言います。志津雄さんの・・・不貞を知らない朝宮さんのご友人などは、朝宮さんに対する態度とか変わりませんか?腫れ物に触るような目で見られたり、同情の目だったりするのは、お嫌じゃないですか?復讐をして傷つくのは、そういった人たちもあり得ると思っています。それによって朝宮さんが傷つくのは、オレ達は見たくありません!」
朝宮さんが笑った。
「物は言いようね。」
「巴の答えは決まったようだから、僕も手洗いへ行ってくるよ。」
志津雄さんが、口角をあげて言って立つ。
【それは・・・つまり・・・】
モモと目を合わす。
すぐ後に2人で朝宮さんをバッと見た。
「いいわよ。この件から手を引くわ。大事な友人は知ってる人が多いけど、失いたくないものね。」
それからは、モモが話を盛り上げてくれて、Aも志津雄さんも戻ってきて、会食は終わりを告げた。
朝倉さんとの交換条件には驚いたけど。
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ミズ ミズ(プロフ) - 伊織露維さん» いつもありがとうございます!気分はずっと書いていたいんですけど、体と時間は思うようにいきませんね(笑)でもお気遣いありがとうございます^^気をつけながら頑張ります! (2019年8月5日 8時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
伊織露維(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです。更新を何より楽しみにしています。お疲れの出ませんように…。 (2019年8月5日 1時) (レス) id: 2aaf981a59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miz | 作成日時:2019年5月31日 8時