心の成長と特別な事 2 ページ15
「いつだった?前後に何か特別な事なかった?」
『えとね・・・前後?』
2年半前の前後の特別な事って・・・
『百と付き合い始めたあたりだ。凄い信じられなかった。憧れ以外の何物でもないって思ってたから。』
「ああ、特別であり心の成長だな、確かに。他も節目のきっかけが何かあるはずなんだ。後は百くんに記憶を言った時とか。俺には分からない事もあるだろ。・・・Aの心の成長と、何か特別な事があったりするのが節目だよ。そういう記事が多かった。」
心の成長と特別な事・・・・・・
漬け物とご飯を食べながら聞いてると、やっぱり不安になってきた。
『心の成長は分からないけど、特別な事ってどの程度だろう。いつかアイドリッシュセブンのゲームも忘れちゃうのかな。』
「取りあえず、日常化されてない出来事は特別かもって思っておくとか?ヤスを公表した時には何もなかったなら、あれは特別じゃないって事になるし。」
『あれには、心の成長は関係ないかも。役に立ちたいから、役に立てる喜びが大きかった。』
「じゃあ両方必要って事か。出来事と心の成長。・・・・・・Aが経験してきた事はなくならないし、日記帳がある。いつか忘れたとしても、大丈夫だよ。」
万が食事を終えて、笑った。
万の言うことは分かる。
でも不安は拭えない。
Re:valeをなくしたくない。
千は、なくしても、また始められると未来で言うけど。
それでも・・・・・・
「あのさ、一応確認するけど、3年半前位に言ってた、旦那さんが気持ち悪いっていうのもなくなったって事だよな。」
『ああ、うん。』
あれは、別で、アレだ。うん。
・・・・・・多分、いや、明らかに、初めては特別な事で、心がぎゅーっとして、それでも考えられない位に必死で。
だから、忘れられたというか、忘れたんだ。
心の成長と特別な事。
ヒントは既に、あったんだ。
「良かったな。」
万が食器を片付けながら言ってる。
私も食べ終わって、キッチンへ食器を持って行った。
『うん。』
それから片付けをして、万からファイルを預かってから、私は岡崎事務所に向かった。
ヤス事務所に戻ります。
グルチャにして連絡すると、おかりんと千から了解のスタンプが送られてきた。
既読数は2。
百はまだ見ていないんだ。
どの辺りを話してるんだろ。
事務所に行くと、グルチャで百から了解のスタンプが送られてきた。
【ここで落ち合う事でいいのかな?】
待ってる事にした。
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作者名:miz | 作成日時:2019年5月16日 5時