Mission撮影開始! 3 ページ13
自分の出番を終えて、着替えてからスタジオに行くと、ヤマさんと監督が話してるのを千がジッと見てた。
「ああ、A。帰るの?」
『うん。・・・ヤマさんうまくいってないの?』
分かってて言う私。
でも、ヤマさんあんなに困ってる顔してると、なんとかしてあげたくなっちゃうな。
「みたいね。ちょっと監督と話してくる。万によろしく。」
『うん。じゃあ明日ね。お先失礼しまーす!』
ミナとヤマさんにも挨拶をしてスタジオを後にした。
A終わった!事務所行こうか?
万お願いします。あと1時間は区切りつかなそう。
了解のスタンプを送信すると百からもラビチャが来ていた。
百瀬仕事終わったら了さんとこ行く。約束取り付けた。この携帯はおかりんに預かって貰っとくよ。
A分かった。
百瀬バンさんと食事だろ?その後会える?
・・・・・・会える?って、だいぶ遅い時間にならない?
大体、終わってからどうやって連絡して落ち合うんだ?
迷っていると、ピロンとラビチャが来た。
百瀬ごめんごめん!遅いよね!終わる時間もお互いに分かんないし!
【話したい事は、こっちもあるだろうし・・・】
Aいいよ。会おう。ヤスに業務連絡して。でなきゃ千経由で。
百瀬いいの?
Aいいよ!
百瀬ありがとう!A、大好き〜(^з^-☆Chu!!
【ふふ、嬉しそう。良かった。】
万は事務所が再編中で忙しいけど、と言ってたのを思い出して、差し入れを買ってから小鳥遊事務所に行った。
事務所に着くと、新しいスタッフさんに挨拶して差し入れを渡して、万の仕事が一息つくのを待たせて貰う。
女の事務員さんが寄ってきた。
「Aさん!サ、サイン頂いてもいいですか!?」
『え!?わ、私で良ければ・・・』
ちょっと嬉しさを感じながら宛名とサインを書く。
「Re:valeの千さんとの連ドラからファンなんです!一途な女の子の役!2時間ドラマになって、あのキスシーンなんて凄い、ああ良かったーって・・・あ、ありがとうございます!」
『あはは。2年半前位だね。』
「そうです!あと・・・」
「はいはい、仕事してね。」
万が苦笑いしながら来た。
「大神さん!すみません!Aさん、ありがとうございました!」
「こちらこそ!」
彼女が去ると、もうちょっと待っててと言いながら万がデスクへ戻った。
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作者名:miz | 作成日時:2019年5月16日 5時