Twelve Fantasia Tour �� ページ2
オオトリはRe:valeとなった。
「どこが選ばれてもおかしくなかったよね。良かったぁ･･･」
百が安心したように笑った。
京都の宿泊施設で百と千の部屋に来ていた。
『でも結局、全グループ新曲発表だもんね。ゼロアリーナで。』
「･･････結局･･･出来なかった･･･。」
千が落ち込んでる。
Ｍissionの曲の事を言ってるのは分かった。
大阪公演までに完成させたいって言ってたもんね。
百と見合って笑う。
「大丈夫！天才でイケメンダーリンなユキだから、出来るって！モモちゃんが保証する！」
『うん。一緒にやろうか。』
「･･････いや、ベースは自分で作る。他の音入れとかアレンジから手伝って。」
『あはは。いいよ。』
結局締め切りを、事務所から言われた締め切りより少し早めにした。
「これから茶席に行くのって、TRIGGERとオレたちと･･･ナギ？」
『つむちゃんも行くって。撮影担当。』
言いながら集合場所に行くと、皆が揃っていた。
向かった先で紡が説明する。
「着付け付きで予約しましたので、今日は着物でお茶席を楽しんでいただけます。」
百「へぇ。ヤスの着物姿ってCMでしか見たことないから楽しみ！」
千「色っぽいだろうね。」
「申し訳ありませんが、そこは求めていません！」
「クク･･･残念。」
千に呆れているとナギが嬉しそうに言った。
「日本の伝統文化に触れられるのかと思うと楽しみです。」
百「ナギは道中も楽しそうだったね。」
「YES！京都はワタシの思い浮かべる“ザ・日本”な風景が多く楽しいです。オフも京都観光を満喫していました。京都の町は面白いですね、チェス盤面のようです。」
楽「ああ、気い抜くと迷っちまいそうだよな。」
『え？そう？』
「ヤスさんは通りを歌いながら通ってたよね。」
『うん。生粋の京都の人なら知ってる歌があるんだよ。』
百「へぇ。どんな歌？」
『ええとね･･･まるたけエビスにおしおいけ〜姉さん六角たこにしき〜しあやぶったかまつまん五条〜雪駄ちゃらちゃら魚の棚、六条越えれば八九条〜十条東寺でとどめさす！･･･あと別にも通り名の歌があるんだけど、そっちは歌えないんだよね〜』
皆に拍手をされて照れ笑いをする。
めったに歌わないし、歌のプロの前で歌うなんて、凄いことしたな。
千「あれ？ヤスって京都出身じゃないよね。」
『ん？ああ、そうだね。』
千「よく知ってるね。」
『友達から教えて貰ったんだ。毎年見てるアニメ映画でも、やってたし。』
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月16日 5時
