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ゲーム以外の記憶 2 ページ39

朝起きると、百に腕枕されていた。

「おはよ。」

『わ、起きてたの?』

「うん。15分位前?ずっとA、見てた。」

『は、恥ずかしい・・・・・・』

時計を見ると6時。
早く起きたなぁ。

『腕、疲れてない?』

起き上がって聞くと、百はニコッと笑って「平気だよ。」と言う。
腕を揉みほぐすとビリビリきたらしく、百が頬を膨らました。

「ユキも大和も言ってたけどさ、Aって時々カッコつけさせてくれないよね!」

『えー?あの2人はツメが甘いんだよ。百は充分格好いいよ。』

「えー?エヘヘ、そう?照れちゃう!」

百がデレデレ笑った。

【・・・・・・ん?】

デレデレ笑った!?
デレデレしたよね?今。

千に見せるかのような顔。
思わず、ジーッと見る。

「ん?何?」

百の顔が近寄ってキスされる前に言った。

『さっき、デレデレした?』

「え?チューしたいんじゃないの?」

『それより、デレデレした?』

「なに、それよりって!」

『だって、私にデレデレしたの見た記憶ないもん。』

「してるよ!好きなんだし当たり前でしょ!」

『千相手にしか見たことない。最近しないって千にも言われてたし。』

「最近しないってのは・・・余裕なくて・・・それに見られたくないじゃんか。デレデレしてばっかのオレ。」

『何を今更。』

どんだけ千にデレデレしてると思ってんの、この人。

「そんなに見たい?デレデレのオレ。」

『千相手にいくらでも見てるよ。』

「なんか冷たい気がする・・・。」

百がボソッと呟いた。

それから、朝ご飯食べたり出かける準備をしながら、前の男の記憶はどうだとか色々な事を嫉妬全開で聞いてきて、答えないと不機嫌で、何の拷問だと思いながら答えるしかなかった。

『もぅ!佐藤さんに似てるんだろうって知識位しかないよ!これでいい!?』

思わず怒鳴ると、百は唇噛んで震えている。

あ。
泣かしちゃった・・・。

『・・・はぁ・・・百が言ってくれたんでしょ?記憶がどうであれ、現実は今ここにあるって。あの言葉、結構刺さったよ。・・・記憶に囚われてるのは私だけでいい。百まで縛られないで。』

「記憶がどうのじゃなくて、Aに他の男の事が頭にあんのが嫌なんだよ。分かんない?」

『それは・・・分かる。』

私だって百がそうだったら嫌だ。

『大丈夫。もうそこの記憶はないし、気持ち悪くないよ。』

百がホッとしたように、嬉しそうに笑った。

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ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん!ありがとうございます!描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです!夢主ちゃんですよね?リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください!http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miz | 作成日時:2019年5月2日 18時

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