続ける決意表明 3 〜百side〜 ページ4
Aは苦笑いして言う。
『そういえば万に、千の遺 書とか万の殺 害計画書とかも見せてないね。』
「いいよ。見せても。」
えっ！？見せてもいいの！？
前は、さすがに怖いって言ってたのに。
「あいつはグズみたいな僕の面倒を見てくれたんだ。そういうヤツが好きなんだよ。今度、夢のことを万に話してごらん。」
「無理だよ･･･。そんなの怖い。」
「怖いもんか。モモも万もAも、怖くなんかないよ。」
「･･････っ。」
ポタリと目から涙がこぼれた。
Aがハンドタオルをオレの目にあてた。
そのタオルは、偶然にも、初めて貸してくれたハンドタオルと同じで。
余計に涙が溢れた。
ユキが路肩に車を停めて、振り向く。
「モモ。2人がしたくないことをさせたり、したいことをさせなかったりってモモは言うけど、そんな事は当然じゃないか。僕たちがすることを何でも応援してくれていたファンの頃とは違う。モモは僕らのメンバーで、僕の相方で、Aの彼氏なんだから。」
ユキと目が合う。
その後、Aを見ると、ニコッと笑ってくれた。
もぅ、本当に胸がいっぱいで。
こけら落としから、Aの記憶を知ってから、身に余るほどの幸せが降りかかる。
「３人でやっていくんだからさ。」
『うん。百は、そのままで十分格好いいよ。全部知ってても、私の推しでしょ？』
「全部って･･･えろ･･･」
『そういう意味じゃない！』
笑わせようとしてくれるのは伝わるのに、嬉しくて嬉しくて、言葉にならない。
涙が止まらない。
「モモ、モモが悪人だって言うなら、僕なんか救いようがない男だ。ヒモだったし･･･」
『共演NGだったし、女の子とっかえひっかえ･･････』
「そうね。･･････万の事だって頭の中で100万回位コロした。これからはAみたいに、モモの悩みに気づけるようにする。でも自信はないから、出来ればモモから言って欲しい。心配するな、怒ったりしないよ。多分･･･。モモに腹が立つ事は滅多にないし。本当に嫌なことは嫌だって言うから。」
「うん･･･。」
「1ヶ月通いつめられたら、折れてしまうかもしれないけど。」
『そうね。私も。』
2人は微笑む。
さっきから、2人が笑わそうとしてくれるのに、胸から込み上がってくるものに逆らわずに、号泣した。
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ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん！ありがとうございます！描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです！夢主ちゃんですよね？リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください！http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月2日 18時
