アイドル男子チーム 6 〜百side〜 ページ33
いつもはこういうネタ言わないのに。
何で？
龍「え？あぁ、いいですね。今声かけてきましょうか。」
「ほんと？龍ちゃん気がきくぅ！よろしくね！」
「オレも行きますよ！」
「うん、三月もありがとう！･･･Aも行ってきたら？」
オレの意図、汲めるかな？
ちょっと1対1で話した方がいい。この人と。
『ここにいちゃダメですか。』
･･･揺るがない目。
何となく分かってるのかも。
オレが何かを言うこと。
どうしたら守れる？
「･･･いいよ、その代わりキスさせてくれる？」
『･････････は？』
目を丸くしたAが、焦っているのが分かる。
顔が赤い。
かわいい。
･･････でも。
近寄って、突き飛ばしてと囁いた。
目が合って、唇を寄せようとすると、思いっきり突き飛ばされた。
「いて･･･」
『やめてください！』
Aは怒ったフリをして去っていく。
まあ、これで取りあえずはオレが振られた様に見えるだろう。
立ち去ったAを見た後、ツクモの人に体を向けた。
「あーあ。残念。･･････で？どこから了さんに頼まれた事なの。」
「えっ？いやいや、頼まれてないよ？」
「いつも、もっと優しい人でしょ？知ってるよ？誰か大事な人を盾にされてんの？オレ、黙ってるよ？」
「モモくん･･･。」
この人にとって大事な人を考えてみた。
「内緒で付き合ってる恋人？それとも入院中のお父さん？他の家族？」
彼は下を向いて唇を噛み締めた。
「父親･･･。」
「分かった。違う病院へ転院させよう。転院させれる位には重くなかったよね。」
「でも･･･」
「オレにも守りたいモノがある。その為に話を聞きたい。それでどう？」
するとポツリポツリと話してくれた。
Aが今日ここに来る事を知ってた事。
来る事になった理由を知りたがってる事。
Aが大和と付き合ってるのかどうか。
千葉サロン経由で知り合ったはずだという事の裏取り。
Aはオレの事をどう思っているのか。
これは、やっぱりなと思わざるを得ない。だから突き飛ばして貰った。
【何で？了さん、Aには興味なかったはずじゃ･･･？】
「あのさ、じゃあ今日見て聞いたこと、了さんに報告していいよ。」
「え？」
「それで了さんが満足したら転院しない方がいい。怪しまれる。失敗したらいつでもいいから連絡して。絶対転院させるから。それ以外も協力する。」
そう約束して、またサッカーを再開させた。
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ミズ ミズ(プロフ) - 汎用うさぎさん！ありがとうございます！描いて貰える事があるなんてびっくりで、とっても嬉しいです！夢主ちゃんですよね？リンク貼らせて頂きますね♪ (2019年5月9日 21時) (
レス) id: b42bdaf0d2 (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - イラスト描いてみました。良ければ使ってください！http://uranai.nosv.org/img/user/data/3/6/b/36bc53eadf1a1bf4c404b48dc6d305f7.jpg (2019年5月9日 18時) (レス) id: 8e53fc3a0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miz | 作成日時：2019年5月2日 18時
