笑顔のキミが好き【if･･････二階堂大和】3 (ページ9)

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「OH！ここが名古屋！まじかる☆ここなの名古屋限定グッズ全部買って帰ります！」

名古屋駅に着いた途端にナギのテンションは高い。
･･･いや、結構いつもか？

「名古屋は名物料理いっぱいあるよなー。」

「ヤマさん。俺この、ひつまぶしっていうの食いたい。」

ガイドブックを見せられる。

Aも食べたいって言ってたな。
Re:valeは来るの遅くなるらしいから、後で皆で行くか？

「おー。いいねー。有名店検索してみようぜ。」

三「おいおい２人共！観光もいいけど、まずはリハだろ！」

「兄さんの言う通りです。私達は遊びに来たわけではないんですよ。」

「少しはTRIGGERを見習えよな。」

壮「昨日も一番早くに来て、通し練習してたね。」

TRIGGERの姿勢を見習って、頑張ろうという話になったのに、ナギが喫茶店にいるTRIGGERとそのマネージャーと誰かが揉めてるのを見かけて行ってしまった。

【ナギらしいっちゃナギらしいが･･････。】

イチに皆を任せて、ミツと俺でナギを追いかけた。

映画出演とか言ってる。
ミュージカルもロングランで、ツアーの合間にやってるのに、更に映画か。
すげぇな･･････。

TRIGGERは、ほぼ休む暇なしだ。

会場に着くと、TRIGGERの真剣さにつられて、皆も･･･俺も、ワクワクしてきた。

【ほんと、こいつらといると飽きないな･･･】

Re:valeと合わせるのも楽しみ･･･いや、約1名、しゃべらないで音楽の才能やダンスだけなら尊敬すんだけどな。

一番めんどくさい奴と、一番一緒にいたい奴がRe:valeにいるって、俺、呪われてんのかね。
･･･嫌いじゃねぇんだけど。
苦手なんだよな。

「どうしたの大和くん。ため息ついて。」

「十さん。･･･お疲れ様です。いや、ちょっと考えてただけです。ついでにコーヒーでも買ってダラリとしようかと思って。十さんもいりますか？」

「はは。いいよ。じゃあ慰労もかねて、今夜一緒に飲みに行こうか？話くらい聞けるよ。」

この人、本当に面倒見がいいな。
Aが、すごい気配りできるオトメン(乙男)とか言ってたけど･･････。

「ありがとうございます。はは、十さんが飲みたいだけだったりとかしませんか？」

「あはは。バレちゃったか。でも大和くんと飲みたいっていうのは本当だよ？付き合ってくれない？」

「もちろんお供しますよ。」

「良かった。お店予約しておくよ。」

「ありがとうございます。楽しみにしてます。」

十さんと飲みに行くことになった。