笑顔のキミが好き【if･･････二階堂大和】3 (ページ7)

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78　～大和side～（福岡ライブ）ページ7

福岡のライブ。
ドームについてリハをした後、Re:valeはスタッフやダンサーにお水を渡すがてら指示をしていた。
主に百さんと千さん。
ヤスは、２人の意見を取り入れて、じゃあここはアレンジ入れようとか言ってる。

『IDOLiSH7もアレンジ入れたかったら言って。合わせないと。』

「分かった。みんなに聞く。」

『よろしく、大和。』

忙しそうに次はTRIGGERの方へ行った。

リハを終えると、百さんが、ライブの次のオフの日、夜にモツ鍋行こうと言っていた。
マネージャーも万理さんも社長も来るという事は･･････

「Aが来んの？」

『うん、そうね。』

全員参加が決定した。

「あのさ、オフの日どっか行かねえ？･･･まともなデート、付き合ってからしてねえし。」

『うん、いいよ！行きたいとこある？』

「お前は？」

『･･････縁結びの神社。』

女子は、そういうの好きだねぇ･･･。

「俺と付き合ってんのに行きたいの？」

『それでも行きたいの！』

「福岡って縁結びの神社多いぞ？どこ？」

スマホで検索して見せると、場所を教えてくれた。
じゃあ他はこっちで調べますか。

・

ライブの続投が決まった次の日。
ミツが驚いた表情で、変装してる俺を見た。

「大和さん、オフだから地酒飲んだり二度寝すんのかと思ってたけど･･･出かけんの？」

まぁ、Aが仕事だったら間違いなくそうしてるな。

「おー。モツ鍋には間に合うように帰ってくるわ。」

「デートかぁ？」

「正解。んじゃまぁ、行ってきます！」

「げ。マジ？気をつけろよ？」

手を振って応えた。

Aとマネージャーが泊まっている部屋をノックすると、Aが変装して出てきた。

『じゃーね、つむちゃん。』

「行ってらっしゃい！大和さんもお姉ちゃんも気をつけて。」

「はは、ミツにも言われた。」

『みっちゃん心配性だから。』

電車とバスで神社近くまで行って階段を登る。

「いい眺めだな。」

『うん。たまにはこういうのも良いよね。』

お参りしてお守りも買って、神社を後にした。

『ありがとう、ヤマさん。神社付き合ってくれて。』

「デートなんだし行きたいとこ行こう。･･･腹、空かね？」

『ああ、うん。食べたいのある？』

「せっかく福岡だし･･･モツ鍋は夕飯だから、こういうのは？」

言いながらスマホで店を表示させた。

『ここ、美味しそうだけど予約優先って書いてるよ？』

「･･･予約した。」

『じゃあ行こう。』

格好つかなかった。