笑顔のキミが好き【if･･････二階堂大和】3 (ページ11)

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ネメシスの頃だ。

でも、Aに変わった様子は見られなかった。

「百さんがその人に何か言ったらしくて、話は終わっちゃったけどさ、Aは気にしてた。話の出所も気になるけど、それよりも噂は急に消えるもんじゃないから、何で消えたのかなって気にしてた。」

･･････あいつが手を回したのか？
･･･千葉が。

「２人が付き合ってんのは反対しねぇけど。Aの距離感は大体の人に近いけど、あいつヤスだからか、それを知ってる以外の奴への壁は意外とあるから、うまくやって。」

「ん。分かった。サンキューな。」

【ミツも気づいてたか。】

Re:vale、TRIGGER、IDOLiSH７、各々の社長やマネージャー、あとは身内。
それ以外に対する線の引き方が、Aはうまい。

ずっと前からRe:valeだったっていう事も隠してたせいか、バラす前までも、俺達に対してまで線を引いてた部分があったんだろうと驚かざるを得ない。

でも、嘘はついてないんだよな。
言わないだけだ。
だから分かりにくい。

･･････俺と同じように上手くかわす。

俺との事を聞かれたら、どうするんだ？
･･････演技で何とか出来るか？

設定がしっかりしてれば演技をすれば、Aの嘘は見破られない。

【今のうちに話しとくか。】

ミツに断って、その足でマネージャーとAがいる宿泊部屋に行った。
部屋に通されると、マネージャーが出て行った。

気を効かせてくれたらしい。
話す内容が内容だから助かる。

『どうしたの？』

Aに、さっきミツに聞いた話をした。

「だからさ、付き合ってるか聞かれた時の対処法をどうにかしようと思って。今更だけど、あんなやつのお世話になるのはシャクだし。」

『あんなやつ？』

「･･････千葉。」

『ああ。･･････まぁ志津雄さんじゃないよ。志津雄さんが手を出すなら、情報はあんな所で出ない。もっと前。』

「でも、その頃に聞いたかもしれねぇし。」

『絶対に千から、私たちが付き合ってる話がいってると思うよ。それに情報を止めたのは百。さっき聞いた。百が真実か聞かれたから、否定しといたって言ってた。･･････また百に助けられたね。』

「百さんが･･････。」

Aは困ったように笑って言った。

『まぁでも、付き合ってるか聞かれた時の対処法は必要だよね。聞くような人が、付き合ってませんなんて言って信じるわけがないしね。』

「付き合ってるって言えば、ああやっぱり！になるしな。」